泣きながら帰宅した理由は…?
ある日のこと、小1の長男が号泣しながら学校から帰ってきました。いつも笑顔でその日あったことを話してくれる長男が大泣きしているので、心配になった私。まずはケガがないことを確認し、落ち着かせてから話を聞くと、「上級生に傘で頭をたたかれた」と言うのです。
実はその上級生に傘でたたかれるのは、今回が2度目。私も知っている男の子です。前回たたかれたときに「また同じことをされたら、先生に相談してみるね」と長男と約束していました。そのため、長男から「先生に言って」と言われてしまい……。
先生に相談すると、まさかの原因が判明!
長男にも非があるかもしれないので、電話をかける前に「なぜたたかれたのかわかる?」と理由を聞いてみたのですが、「わからない」の一点張りでした。ひとまず先生に電話し、まずは相手の男の子に事情聴取をしてもらうことに。そして翌日、男の子から衝撃の事実が……。
長男をたたいたのは、小2で同じ登校班の男の子。その子いわく、登下校中にいつも長男がいきなり走り出し、それを止めるために傘でたたいたとのことでした。長男も先生から2度の事情聴取を受け、最終的に走り出したことを認めたそうです。
長男に伝えたことと、その後の展開
私は先生から報告を受け、長男が保身のために嘘をついていたとわかり悲しくなりました。
長男には、集団下校で急に走り出したら危険なことや、みんなに迷惑をかけてしまうことを説明。一方で、また上級生から痛いことをされたら今まで通り報告してほしいことと、今後は安全面の注意をされたらちゃんと言うことを聞くように伝えたのでした。
そして予想外だったのが、先生から相手の親御さんにまで話がいってしまい……先生を通して相手の親御さんから謝罪したいとの連絡がありましたが、長男にも非があることを伝えてもらいお互いさまということで謝罪は丁重にお断りさせていただきました。
私は長男を信じすぎていたことを反省。先生は「100%長男くんが悪いわけではない」「責めすぎないで」「また何かあったらすぐ相談してください」と言ってくれました。幸いこれ以降はトラブルもなく、上級生とも平和に過ごしています。子どもの説明を聞くことも、先生に相談することも大事だと感じた出来事でした。
著者:鬼頭いちか/30代女性。2017年と2020年生まれの男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)