「母親になる覚悟はある?」厳しい現実を突きつける母親→娘がこぼした本音とは? #妊娠した友達と縁を切った話【まゆみ編】32
「妊娠した友達と縁を切った話【まゆみ編】」第32話。まゆみさん、ゆきさん、りかさんの3人は高校時代からの友人。同窓会で数年ぶりに再会します。見違えるほどきれいになったゆきさんに嫉妬したまゆみさんは、何かと張り合うようになりました。
ゆきさんからの結婚・妊娠報告を受け、まゆみさんは負けじと恋人のたかひろと結婚・妊娠。子どもが欲しくないたかひろに「産むなら離婚」と激怒され、まゆみさんは「中絶する」と嘘をついて離婚後の生活費を稼いでいました。しかし、彼の浮気を知って証拠集めをしていた日、中絶していないことまでバレて家から追い出されます。
浮気相手をゆきさんだと思い込んだまゆみさんは、彼女へ怒鳴り散らした後、ゆきさんの夫に諭され我に返り謝罪。しかし、ゆきさんからは絶縁されてしまいました。
放心状態のまゆみさんの話を聞いてくれたのは、妹・あゆみさん。幸せそうに見えていたあゆみさんは、死産をきっかけに離婚していたのです。
そこへ、まゆみさんとわだかまりのある母親が帰宅。まゆみさんは母親に、黙って結婚したことを謝罪します。怒りをあらわにしていた母親もまゆみさんの話を聞いてくれることになり……?
愛ある母親の言葉が娘に届くとき
私は、今までの経緯をすべてママに打ち明けました。
ママにどうしてもこの思いを伝えたくて……。
「この子を産んで育てたいです。」
そう伝えたところ、母親は厳しい言葉でまゆみさんの覚悟を確かめます。
「幸せにできるかはわからない……でも、幸せにしたいとは思ってる」
まゆみさんのその言葉を聞いた母親は、今までの行ないへの反省を前提にしばらく身を寄せることを認めたのでした。
厳しいながらも、愛のある母親の言葉。子どもを育ててきた経験がある母親だからこそ、伝えられる想いや言葉だったのでしょう。母親から厳しく追求され、自分の気持ちを口にしたことでまゆみさんは「子どもを幸せにしたい」という母としての強い気持ちを再認識できたのではないでしょうか。
未熟な自分を、真正面から受け止めてくれた母親に感謝して、無事に出産のときを迎えてほしいものですね。
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