ところが、ある日、さくらの妊娠が判明! 新しい命を授かった喜びを分かち合う2人ですが、その後も意見は衝突するばかり。そして、ついに湊のある行動が決定的な引き金となり、さくらは実家に帰ってしまったのです。
困惑する湊のもとへ、さくらから話を聞いた湊の母親と妹が来訪。湊がさくらにしていた言動を母親と妹に再現され、追い詰められた湊は自分がどれほどひどいことをしていたか実感するのでした。
義実家へ謝罪に向かった湊は、さくらから離婚届けを提示されます。
離婚を受け入れる前に謝罪しようとする湊ですが、さくらからあることを指摘されて……。
家族を愛する気持ちの有無
「赤ちゃんのこと、忘れてない?」
湊は、さくらからそう指摘されます。
さくらは、赤ちゃんを守るために湊から離れることを決意していたのです。
「私たちへの愛はすでになくなってるでしょ?」
湊は、そんなさくらからの言葉を否定します。
「子どものこともさくらのことも、本当に愛してる」
そう言って、湊はさくらへ思いの丈を伝えたのでした。
家族を愛する気持ちがあると全力で伝える湊。
しかし、一度失った信頼は簡単に取り戻せません。湊はさくらさんに暴言を吐いていただけでなく、物を投げつけたり、タバコの煙を吹きかけたりもしていました。家を出ていくしか、おなかの子を守る方法がなかった当時のさくらさんの気持ちを考えると、本当に胸が苦しくなります。
子どものことも愛していると言う湊ですが、さくらさんから指摘されるまで一言も子どものことを口にしなかった湊にモヤモヤしてしまいますね。さくらさんには後悔しない選択をしてほしいものですね。
まるき八郎さんの連載は、以下のブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。