韓国ドラマ『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』(조립식 가족)
JTBCの新水曜ドラマ『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』は、2020年に放送された中国ドラマを基にした青春ロマンスドラマです。
韓国ドラマ『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』のキャスト
ファン・イニョプ、チョン・チェヨン、ペ・ヒョンソン、チェ・ウォニョン、チェ・ムソンなど
キム・サナ (演:ファン・イニョプ)
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母親から捨てられ、ある理由から憎まれ続けている。警察官の父と2人暮らしだが、毎日ジウォン一家と食事を共にし、まるで本当の家族のように過ごす。ジウォンの兄として接しているが10年後の再会後は…。
ユン・ジウォン役 (演:チョン・チェヨン)
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母親を亡くし父親と2人暮らしで、子どものころから兄を欲しがっていた。血はつながっていないが2人の兄と家族のように過ごす明るい性格の女子。
カン・ヘジュン役 (演:ペ・ヒョンソン)
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ジウォンの父とヘジュンの母とのお見合いをきっかけに出会うが、ある1本の電話から母はヘジュンを妹に預けたきり姿を消してしまう。
その後、ジウォンの父の元で育てられることとなる。血はつながらずとも本当の兄弟、家族のようにすごしているが、心の底では母をひたすら待ち続けている。
バスケットが得意。
韓国ドラマ『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』のネタバレ注意な見どころ
いい意味で裏切られる3人の関係性に注目
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このドラマのタイトルや学生時代のシーンから、サナとヘジュン、ジウォンとの恋の三角関係が始まり、血のつながらない2人の兄どちらかが悲しい思いをするのかと想像していましたが、いい意味で裏切られます。
個人的に韓国ドラマによくありがちな三角関係のストーリーも、おなかいっぱいだったので3人の絶妙な良い関係性に心地よさをも感じました。
時にケンカをしながらも3人の絆が垣間見え、血のつながりではなく共に過ごしてきた月日が家族にしていくのだと考えさせられます。
また、学生時代のシーンでは妹ジウォンのピンチを聞きつけた2人が、全速力で駆けつける姿は「こんなお兄ちゃんがほしかったなぁ」と思わず妄想(笑)
そして後半では急展開。サナとジウォンが恋愛関係になり、3人の兄妹としての関係性が変わっていく様子やヘジュンの反応も見どころのひとつです。
第9話 子の巣立ち・父の想いに共感
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同じ年のサナとヘジュンは当初、家から通える大学に進学を考えていましたが、それぞれに訪れたある出来事でその選択が不可能になります。
ヘジュンはバスケット選手になるために実の父親がいるアメリカへ。
サナは母親が事故に遭い、ソウルで看病しながら進学することを決断します。
これまで血はつながっていなくても、本当の息子のように10年間育ててきたジウォンの父親の想いが描かれるシーンには共感しすぎて胸が熱くなります。
特に、サナの父とジウォンの父、2人が息子たちを送り出すシーンでは号泣。
「常に車には気を付けて」「朝飯はしっかり食えよ」「寝るときは電気を消して水分補給もな」と、親はいつまでも幼い子どもみたいに心配しすぎるものですね。
さらに、巣立つ子どもたちに心配させないように、心の中で泣きながら笑顔で手を振る姿。仕事をしていても、ふいに思い出してしまい気が抜けてしまう姿に共感の嵐でした。
筆者も子どもの巣立ちを経験していますが、巣立ったあとの何とも静かすぎる部屋、いつも居た人が居ないさみしい食卓、どのシーンをとってもわかりすぎるくらいでした。
ひどすぎるサナの母にモヤモヤ
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このドラマは父親の愛情とは対照的に母親の無情さが描かれています。特にサナの母親の自己中心的な発言や行動に1ミリも共感できないのですが…。
どんなに冷たくてひどい態度や言葉を浴びせられても、子どもにとっては親なのだとはわかりつつも、突き放せないサナの気持ちがなんとも切ない…。
特に第1話の後半、サナの母親が幼いジウォンに「サナがお兄ちゃん?じゃああげるわ」と言い放った言葉は衝撃すぎて忘れられません。
最終話までに少しでもサナに優しい言葉や態度を示してあげてほしかったのですが、それもなく個人的にモヤモヤが残りました。
収まるところにしっかりとハマる納得の最終話
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最終的にヘジュンの母親は帰るのか…。
はじまりは「組み立てたような家族」だったものが、最後には収まるところにすっぽりとハマり、本来の家族の姿が観れてとても納得できたドラマでした。
韓国ドラマ『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』視聴率とあらすじ
視聴率(ニールセン・コリア全国)
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韓国ドラマ『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』全16話の平均視聴率は2.8%でした。
最高視聴率は最終回(第16話)の3.67%。
最低視聴率は第3話の2%でした。
あらすじ
医者となったキム・サナは、血のつながりはないが家族のように10代を共に過ごした兄妹カン・ヘジュンとユン・ジュウォンの前に、10年ぶりに姿を現す。彼らはどのように出会い、家族になったのか―。なぜ、10年もの間会わなかったのか―。
韓国ドラマ『組み立て式家族~僕らの恋の在処~』と合わせてチェックしてほしい韓国ドラマ
韓国ドラマ『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』
Licensed by KBS Media Ltd. (C) KBS & SAMHWA NETWORKS All rights reserved
韓国ドラマ界を代表するイケメン俳優パク・ヒョンシクとソ・ガンジュンが共演する韓国ドラマ『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』。
同じく主演女優ナム・ジヒョンとの三角関係ラブコメディのような印象も受けますが、家族愛を描いた泣けるドラマです。
韓国ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」
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90年代の韓国の世界を完璧に再現、ノスタルジーと思い出を呼び起こし大ヒットした、「応答せよ 1997」(2012年/ソ・イングク、チョン・ウンジ、ホヤ出演)、「応答せよ 1994」(2013年/Ara、チョンウ、ユ・ヨンソク出演)に続き、シン・ウォンホPDとイ・ユジョン脚本家が黄金タッグによる作品。
「応答せよ」シリーズで毎回欠かせないモチーフとなっていた、主人公の夫探しは継承しながら、 “恋愛と家族”をメインテーマにし、より幅広い世代の共感を得、大ヒット。
また、ドラマをきっかけに、一躍大人気スターとなったパク・ボゴム、ヘリはじめ出演俳優たちが撮影したCMの数は60以上に及び、広告費だけでも10億超。「応答せよ 1988(原題)」全体の経済効果は50億円にものぼり、文字通り社会現象を巻き起こした作品となりました。