義両親の家に遊びに行ったら…
夫から過去の恋愛の話などはまったく聞いたことがありませんでした。夫曰く、私は「初めての彼女」。でも、夫は「俺はモテていたんだぞ」とよく冗談を言っていて……。
私はひとりで義両親の家に遊びにいくことがたまにあります。お互い犬を飼っていることもあり、犬同士を遊ばせたり、長女が生まれてからは顔を見せに行ったりしているからです。
ある遊びに行った日に、義母がにこにこしながら「そういえば〜」と言って2階にある物を取りに行きました。「何だろう?」とソファに座りながら待っていると、義母はオルゴールのような箱を持ってきて「開けてみて」と言います。私は「???」と思いながら開けてみると……。
夫へのラブレター!?
箱の中には1枚の折り畳まれた紙が。おそるおそる開いてみると、それは、夫が高校生のときに女の子からもらったラブレターでした。いつから好きになったのか、告白の内容などが書かれており、「見つけちゃって~」と義母はにこにこ。
ただ、私は複雑な気分になってしまいました。高校生のころのラブレターとはいえ……と、少しやきもちを焼いてしまったのです。
義母は続けて、「でもこのラブレターをもらったあと、〇〇(夫)は返事もしないでそのままにしてあったんだよね。私がただおもしろくてとっておいたの忘れてたわ」と教えてくれました。私はその言葉になぜかホッ。私が初の彼女というのは本当だったんだという安堵の気持ちだったのだと思います。
夫の反応は
帰宅して、夫が帰ってきてからラブレターのことを話しました。すると夫は「そんなこともあったな~。部活が一緒で俺のこと好きって言ってくれてたんだよね。まあそのときはそんなに女の子に興味なかったし。まだそんなの残してあったんだね」と笑っていました。
そのあと「ほら、言ったでしょ! 俺、モテてたんだって~」と調子に乗ってきたので、私も笑って流してこの話題は終わりにしました。
まさか大人になってから女の影がなかった夫へのラブレターを見るとは思いませんでした。夫は私がやきもちを焼いていたことが少しうれしかったようです。
著者:松谷えりな/30代女性・4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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