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「預金をなくせばいいのでは?」姉妹の願いはただ1つ。母の預金を守りたい! #母の認知症介護日記 152

「母の認知症介護日記」第152話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

認知症の病院で、ワフウフさんは母・あーちゃんが普段ほとんど寝てばかりなことや薬が全然飲めていないこと、ワフウフさん姉妹と父との衝突が続いていることなどを相談。話を聞き終えた先生からは、介護認定を受ける前でも薬の管理をお願いするべきだと言われ、デイサービスやショートステイの利用も勧められました。そしてこの日、あーちゃんはワフウフさんに自宅周辺で迷子になりかけた話をしてくれたのですが、本人はそれがあくまでも昔からの方向音痴のせいだと思っている様子。しかし、話を聞いたワフウフさんは、半世紀近く住んでいる自宅周辺で迷子に!? と、かなり心配になってしまうのでした。

糖尿病の病院で、また少し数値が悪くなっていたあーちゃん。半年も悪くなり続けているからか、先生から薬がちゃんと飲めているかと聞かれてしまいました。ワフウフさんが、薬が飲めていないため今後は薬の管理を第三者にお願いする予定だと言うと、横にいたあーちゃんは不満そうに「薬だけはちゃんと飲んでいる」と主張してきます。しかし、実際に家で飲めていない薬が大量に見つかったのは事実。なんとかあーちゃんの自尊心を傷つけないようにワフウフさんが説得を続け、あーちゃんも渋々ながら承諾してくれたのでひと安心です。

 

あちこち動いて忙しい……!

#母の認知症介護日記 152

 

あーちゃんは今、2つの病院に通っていますが、それぞれの病院の場所が離れていて、私たち姉妹とあーちゃんが住んでいる場所も近いわけではないので、いろいろと不便を感じています。

 

#母の認知症介護日記 152

 

あーちゃんが管理しやすいように、違う周期で通う病院の薬を一包化してもらっていますが、それが理解できていないあーちゃんには、毎回説明しないといけません……。

 

#母の認知症介護日記 152

 

何度説明しても、まったく理解できないようで……。

 

 

#母の認知症介護日記 152

 

#母の認知症介護日記 152

 

薬がないと騒ぐこともしばしば。

 

#母の認知症介護日記 152

 

そんなに苦労してもらっている薬も、飲み忘れてしまうあーちゃん。主張だけはしっかりしているのですが。

 

 

#母の認知症介護日記 152

 

通院の予定と並行して、父からあーちゃんの預金を守るための方法探しも忘れていません。弁護士さんにも話を聞いてもらいました。

 

#母の認知症介護日記 152

 

後見人センターで相談員さんからこんなふうに言われて心配していましたが、どうやら私たちの動きは間違っていなかったようで安心しました。しかし、弁護士さんに相談しても、今すぐに利用できそうな制度はなさそうです……。

 

#母の認知症介護日記 152

 

そこで、もう一度姉妹で話し合い。その結果、そもそも預金をなくせばいいのでは? という結論に至りました。預金の一部だけを残し、ほかを現金化して父の見えないところで管理すればよさそうです……!

 

 

#母の認知症介護日記 152

 

ちなみに、父の行動については弁護士さんも苦笑いするほどでした……。

 

 

あーちゃんは今、認知症の病院と糖尿病の病院に通っていますが、薬は管理がしやすいように薬局で一包化してもらっています。しかし、2つの病院の通院周期が違うことや、場所が離れているため、なんとも不便……。あーちゃん自身は、この大移動の意味をいまだに理解しておらず、毎回説明するのもひと苦労……。

 

さらに最近はいろいろな場所に相談しに行くことも増え、まとめて予定をこなそうとすると大忙しです。あーちゃんの預金を父から守るための方法探しも続けていて、弁護士さんにも話を聞いてもらいました。使えそうな制度はあるものの、それを利用するのが今ではない気がして、姉妹で何か良い案がないかを話していたところ、1つのアイデアが浮かびました。

 

そのアイデアとは「預金をなくせばいいのでは?」ということ。預金の一部だけを残して、あとは現金化してしまって父の目から見えなくするのはどうだろう? と思ったのですが、そんなことを考えているうちに、父はどんどん悪質になっていき、暴走してしまわないよう祈るばかりです。

 

--------------

それぞれが別の場所に住んでいると、通院の付き添いだけでも大きな負担ですよね。どうせ出かけるならほかの予定もついでに……と思う気持ちもよくわかります。でも、闇雲に動いているのではなく、専門家の話も聞きながら動いているので、決して無駄足ではないはず。今大変な思いをする分、安心して生活できる環境が早く整うことを期待したいです。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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