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ご飯のついた手で抱っこ…手づかみ食べに悩むママに管理栄養士が回答!

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回はご飯の手づかみ食べに悩むママからの相談です。

手づかみ食べする赤ちゃん

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、ご飯の手づかみ食べに悩むママからの相談です。

 

Q. ご飯の手づかみ食べで悩んでいます

生後7カ月の息子について相談です。ご飯の手づかみ食べで悩んでいます。おかゆや柔らかいご飯を嫌がるので、軟飯~普通のご飯の間くらいの硬さであげています。まだ歯は生えていないのですが、食パンやスティック状にしたお野菜を自分の手で持ち、歯茎で噛み切り、モグモグして飲み込んで食べています。

 

白ご飯についても、ほかの食材同様手づかみで食べたがりますが、お米が手のひらや指にくっついたまま、その手で机を触ったり、自分の顔や服を触ったり、抱っこを求めてきます。多少は仕方ないと思って、汚れてもいい服で食べていますが、正直苦痛です……。

(中略)

海苔をつけておにぎり状にしても、歯がなくて海苔は噛みきれないので、すごく小さくしなければならず、それはうまく持つのが難しくて、手のひらの中で握りつぶされ、やっぱりお米が手につきます。うまく指先で持てたときはパクっと一口で口の中に入り、そのときはめちゃくちゃ褒めるのですが、なかなか修得はできず、偶然うまく持てたという感じです。うまく食べられるようになるまで、我慢するしかないのでしょうか?

 

久野多恵管理栄養士からの回答

手づかみ食べについてですが、食べ物を手でつかむことによって、食べ物の固さや温度などを確かめるともに、どの程度の力で握れば適切であるかという感覚の体験を積み重ねで協調運動を覚えていきます。手づかみ食べが上達し、目と手と口の協働が出来てくるということは、食器や食具がじょうずに使えるようになっていくという、摂食機能の発達上、重要な役割を担っています。

 

このことからも、質問者さんのお子様は、現在はこの協調運動を学んでいる段階でありますので、じょうずにできたときは褒めてあげるなど、やらせてあげるお母様はとても素晴らしいと思います。しかし、片付けが大変ですとか、時間がかかるなどの悩みもつきものですよね。それはとても共感できます。

 

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」に基づく、手づかみ食べ支援のポイントを何点かご紹介いたします。


・食べ物は子ども用のお皿に、汁物は少量入れたものを用意
・汚れてもいい環境をつくる
・エプロンをつけたり、テーブルの下に新聞紙やビニールシートを敷くなど、後片付けがしやすいように準備する
・食べる意欲を尊重してあげる
・食事は食べさせるのではなく、子ども自身が食べるのもである事を認識して、子どもの食べるペースを大切にする、など

 

お子様の発達段階でとても重要な事であると感じていただき、少しでもストレス軽減できると良いですね。

 


※参照元:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/13/0 〉

 

手づかみ食べで赤ちゃんが学ぶ3つのこと

保育現場で赤ちゃんたちを見ていると、手づかみ食べに積極的な赤ちゃんとそうでない赤ちゃんがいます。

 

手づかみ食べを積極的にする赤ちゃん

手づかみ食べを積極的にする赤ちゃんは、いいことですがその反面、途中から食事が遊びに変化してしまうことがあります。グチャグチャと器の中をかき混ぜて、にぎった離乳食をポイッと投げる。そんな場面を目にしたことのあるママも多いかもしれません。もし遊びが長引く場合は食事を終了してかまいません。そのときのママは凛としてくださいね!

 

手づかみ食べをしようとしない赤ちゃん

手づかみしようとしない赤ちゃんの様子を見てみると、いくつかの理由があるように思います。よくある理由が「食べ物を手づかみするものと思っていない」「感触がいや」という2つです。

 

手づかみするものと思っていない場合は、まずはママが見本を見せることから始めましょう。手で触っても大丈夫! おいしく楽しく食べようね! と、赤ちゃんに伝えることが大切です。感触がいやな場合は、無理強いしなくて大丈夫。こちらもママが見本を見せたり、ベタベタしないメニューを取り入れることからスタートしてみてください。

 

赤ちゃんが手づかみ食べで学ぶこと

指でつまむ、手でつかむこと

大人が何気なくしている、指でつまむ・手でつかむということは赤ちゃんにとって難しいこと。つまんだ食べ物を口に運ぶこともとっても難しいことです。

 

食材の硬さの違い

たとえば、豆腐とにんじんだったら、同じ大きさに切っても感触が違いますよね。にんじんと同じ強さで豆腐をつまんだらつぶれてしまう。逆に豆腐と同じ強さでにんじんをつまんだら落としてしまうかもしれません。そんな一つひとつの食材の感触を、赤ちゃんは感じながら手づかみをしているのです。

 

自分でごはんを食べる楽しさ

手づかみ食べで学ぶことで、私が最も大切だと思うことは「自分でごはんを食べる楽しさ」ですね。自分で食べると食への意欲が増しますし、食に興味を持つようになります。

 

手づかみ食べをしっかりしてきた子は、その後のスプーンやお箸もスムーズに進んでいきます。しかし手づかみ食べが始まると、テーブル周りが汚れたり、メニューを考えたりすることにママも頭を悩ませるかもしれません。無理はせず、取り組めるときにしてみてくださいね。


※引用元: ニュース(食・レシピ)「保育士が教える!手づかみ食べで赤ちゃんが学ぶ3つのこと」〈https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/4944〉

 

 

ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!

 

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