季節感のある名前や、花を連想させるかわいらしい名前「フラワーネーム」も引き続き人気の様子。この冬、人気急上昇した女の子の名前は……?
1位 茉白(主なよみ:ましろ)
1位は「茉白」。2023年の39位から2024年に26位へ上昇し、12月の月間ランキングでは3位にランクインしました。
ジャスミン(茉莉花)にも用いられる「茉」と、純白の「白」を組み合わせた名前で、冬の雪のような純粋さと新鮮さを象徴しています。「ましろ」というよみは白い雪を連想するようで、冬の静寂な景色や穏やかな雪降る夜を想起させるため、特に12月の冷え込む季節にぴったりです。
2位 葵(主なよみ:あおい)
2位の「葵」は2023年の11位から2024年に5位へ上昇し、12月にも5位を維持しました。
葵の花はその鮮やかな美しさで知られ、日本の歴史を通じて広く愛されています。葵が太陽に向かって開く様子は、前向きな成長や積極的な向上心を示しているようです。
3位 紗菜(主なよみ:さな)
「紗菜」は2023年の42位から2024年に30位へ上昇し、12月には8位に浮上しました。
「紗」は、軽やかで透明感のある薄手の絹を指し、冬の澄み切った空気や霜に覆われた朝の情景を思い起こさせます。一方、「菜」は新鮮な緑や野菜や菜の花を連想させ、たくましく生きる力強さを表現しています。冬の静かでありながらも生命感あふれる美しさを感じます。
4位 芽生(主なよみ:めい)
4位の「芽生」は2023年の57位から2024年に19位へ上昇し、12月には15位と注目されました。「芽」は新しい生命や機会の芽吹きをイメージさせます。
冬の寒さの中で新たな生命力を感じさせる「芽生」という名前は、あたたかい春の訪れを予感させ、寒い季節を乗り越える希望を連想させるようです。
5位 陽彩(主なよみ:ひいろ) ※同率
5位の「陽彩」は2023年の93位から2024年に81位へ上昇し、12月には20位にランクインしました。
太陽を意味する「陽」と色彩を表す「彩」を組み合わせており、明るくて暖かみのある色彩を想像させることから、冬の寒さを和らげる温かさと希望を象徴しています。クリスマスや年末の光り輝くイルミネーションや、色とりどりの装飾が街を飾る12月らしい名前です。
5位 柚希(主なよみ:ゆずき) ※同率
同じく5位の「柚希」は2023年には44位、2024年は59位。12月の月間ランキングは20位でした。
「柚」は柚子を意味し、冬至に柚子風呂に入る日本の伝統的な風習を思い起こさせます。また未来に対する希望を意味する「希」と組み合わせることで、新たな始まりや前向きな未来への願いを感じるようです。
5位 咲茉(主なよみ:えま) ※同率
「咲茉」は2023年の14位、2024年に23位そして12月には20位と人気を集めました。
花が咲くことを意味する「咲」と、ジャスミン(茉莉花)の「茉」からなるこの名前は、花が咲くような生命力とジャスミンの繊細な美しさを表現しているようです。
5位 結葵(主なよみ:ゆあ) ※同率
「結葵」は2023年の99位から2024年に54位へ大幅に上昇し、12月には20位にランクインしました。
「結」が結びつきや絆を、「葵」が美しいアオイの花を意味します。新年を迎えるにあたっての希望を込めて名付けられているようです。
5位 彩羽(主なよみ:いろは) ※同率
「彩羽」は2023年の78位から2024年に61位へ上昇し、12月には20位に位置しました。
色彩の「彩」と羽毛の「羽」を組み合わせた名前で、色とりどりの美しさと軽やかさを象徴しているようです。特に12月の彩り豊かなクリスマスの美しいイルミネーションを連想するような名前です。
◆女の子の名付けでは、冬の清らかなイメージや新年を迎える希望、自然の美しさと力強さを象徴する名前が多く見られました。また、「茉白」「彩羽」といった12月の季節感を感じさせる名前や、「茉」「葵」「菜」「咲」といった花を連想させる「フラワーネーム」も引き続きトレンドとなっていました。
これから女の子の名付けを考えている方は、ぜひ今回紹介した「人気急上昇ネーム」を参考に、お子さまに合った美しい名前を見つけてみてくださいね。
photo:@mal_baby21さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年12月1日(日)〜2024年12月25日(水)
回答件数:女の子:4,078件