ポーチがない! 先輩に相談したら…
ある日のこと。私はいつものようにレジ打ちの仕事をしていました。すると下腹部に違和感が。生理予定日は1週間先のはずでしたが、「もしかして……」と思い、トイレに行って確認すると下着に若干の経血が付いていました。
私は職場のロッカーに生理用ナプキンを入れたポーチを置いており、急いでロッカールームへ。しかし、ポーチがどこにもなく……。そこで、「補充するために持ち帰って、持ってくるのを忘れていた」ことに気づいたのです。
慌てて女性の先輩に「ナプキンポーチを忘れてしまったようで……」と話すと、先輩は自分が持っていたナプキンを譲ってくれ、私は事なきを得たのでした。
何気ない会話の中で
私の職場には生理不順だと言うパートさんが何人かおり、突然の生理で困ってしまったことがあるのは私だけではありませんでした。あるとき、女性パート同士で「ナプキンを忘れてしまったときの対策」についての話題になり、先輩が「女子トイレにナプキンを置いておくのはどうか」を提案。最近はトイレに生理用品が置かれているところも多く、私たちの間でも「いいのでは」「突然の生理のときでも困らない」と盛り上がりました。
翌日、このことを店長に相談すると、「毎日使うわけでもないからいいんじゃないかな」と快く了承。その日以降、トイレにナプキンが常備され、お客様、従業員共にいつでも使えるようになったのでした。
このおかげで、急な生理にも大きく焦ることなく過ごせています。また、お客様から「助かりました」とお礼を言われることもあり、女性の助けになっていると思うとうれしいです。
著者:櫻井 藍/30代女性・独身。無理のない就職につくためパート勤務中。自分が体験した事柄について執筆している。
作画:ののぱ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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