麻耶さんと決着がついた数カ月後のこと。
いなくなったあとも息子を苦しめる心の傷…
亮太さんの誕生日プレゼントをサプライズで用意していた和馬君。まさかの出来事に亮太さんは驚きつつも、喜びをにじませます。
中には、亮太さんが好きなキャラクターのプラモデルと、手紙が一通。和馬君の気持ちのこもった文章に、亮太さんはつい涙をこぼしてしまいます。
片親であることに負い目を感じることもあるようですが、和馬君が毎日楽しく暮らせていることを知り、ほっとひと安心する亮太さん。
「女の人が苦手。」という和馬君の告白に胸を痛めつつも、なるべくその気持ちを和らげてあげたいと思うのでした。
本来もっとも身近にいて、信頼できるはずの母親から繰り返し虐げられてきた和馬君。過去の出来事が深い傷となり、女性不信を引き起こしてしまったようですね……。
暴言や暴力を受けた人の中には、後遺症として強い不安感や恐怖心を感じるようになるケースもあると言います。
亮太さんが和馬君の気持ちに寄り添うことももちろん大切ですが、必要に応じて専門機関などにも頼りながら、和馬君がこれ以上苦しまずに済む方法を探っていけるといいですね。