空気を読まないママさん…
長女が4歳になったばかりのころ、保育園の参観日に出席しました。年少クラスに進級してからは初めての参観日だったので、長女の様子が見られることを私はとても楽しみに当日を迎えます。夫は仕事が忙しくて出席できず、私はひとりで保育園へ向かうことに。
参観日では子どもたちの園生活の様子を見せてもらうことになっていて、朝の会や園児たちが遊んでいる様子を見ることができます。保護者は子どもの遊びに参加してもよかったのですが、長女は友だちと遊んでいるのが楽しいようで、私には目もくれません。そのため、保育室の隅からそっと見守ることに。
すると、いつも保育園の送迎時に会うママが私の隣にやって来て「長女ちゃんのママですよね~!」と話しかけてきました。参観日でテンションが上がっているのか、そのママさんの声のボリュームはかなり大きめ。保育士さんや周りの保護者もびっくりしてこちらを見てくるほどです。参観日の進行の邪魔にならないか気になり、私は小さな声で相槌するだけにしていました。しかし、ママさんは周りの保護者からの視線は気にならないようで、大きな声で話し続けます。子どもたちもチラチラとこちらのほうを気にしているようです……。
「あの……。子どもたちがこちらを気にしているようなので、もう少し小さな声で話しませんか?」とたまらず私がお願いすると、ママさんはムッとした様子で「え? 〇〇さんのほうこそ、声小さくない? 全然聞こえないよ」「ママが暗いから、長女ちゃんもおとなしい系だよね〜。そういうの影響しちゃうよ〜?」とやはり大きな声でペラペラ続けます。大声で失礼な発言をされ、さすがにイラッ! もう我慢できないと思って言い返そうと思ったら、ママさんの娘がやってきて「ママ! しずかにして! はずかしいよ!」とかなり大声で言い放ちました。娘から大声で注意されて、さすがに恥ずかしかったのか、その後話しかけられることはありませんでした。
保育園の行事に参加するときは、先生の進行や子どもの遊び、周りの保護者の邪魔にならないよう気をつけようと学んだ出来事でした。保護者が参加できる園行事は、子どもの成長を感じられる貴重な機会なので、大切にしたいと思います。
著者:下野香月/30代・ライター。面倒見のいい6歳の長男と、ひょうきんな4歳の長女、甘えじょうずな2歳の次女を育てている元保育士ママ。在宅勤務を目指しスキルアップ中。日々子どもたちに癒やされながら、忙しくにぎやかな毎日を送る。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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