友だち家族と朝食バイキングへ
お互いに子どもが3人いる家族同士で旅行に行きました。子どもたちの中ではわが家の小学5年生の長女が一番年上で、あとは低学年の子どもと、それぞれ1歳の子どもがいます。
そんな中、長女は「お姉さん」として張り切っていて、友だちの子どもに料理をとってあげていたのです。コーンスープが飲みたいと友だちの子どもが言ったようで、コーンスープをよそっていました。私とママ友は、それぞれ1歳の子どもの世話をしていました。
そのときです……。
「ガシャーン」とすごい音がしたので見てみると、長女がコーンスープを運ぼうと、トレイにのせたのですが、置き場所が悪くて床に落としてしまったのです。その近くには、小学3年生か4年生くらいの男の子がいて、ほんの少し足元にかかってしまったように見えました。
音を聞いてかけつけた男の子のお母さん
長女は落としてしまったショックと自分にかかってしまったのとで、立ち尽くしていました。私はあわてて駆け寄り、大丈夫だったか聞きました。
「大丈夫です」と男の子は答えてくれました。そのとき、カップを落とした音を聞いた男の子のお母さんが慌ててやって来ました。そして「何してくれてるの! やけどしたらどうするの!」と怒鳴って、男の子を連れて席に戻っていったのです。
長女のまさかの行動
それを見ていた長女は男の子に謝ることもできず、何も言わず部屋に着替えに行ってしまったのです。私も心臓のバクバクを落ち着かせるように一旦席に戻り、長女の帰りを待ちました。
帰ってきた長女に「わざとではなくても、しっかりと男の子のところに行って謝ろう」と伝え、2人で男の子のいるテーブルへ行きました。お叱りを受けるのを覚悟でいきましたが、男の子は「大丈夫」と再度言ってくれて、お母さんもやさしく「もう大丈夫ですよ。わざわざどうも」と言ってくださったのです。
友だち家族には、長女に任せてしまったことを申し訳なかったと謝られましたが、やはりそこは引き受けた以上、慎重にやらないといけないね、と長女と話しました。そして、動揺していたとは思いますが、すぐに謝りに行かずに着替えに行ってしまったことを注意しました。私自身、やはりバイキングなどのいろいろな人がいる場所では、小さな子どもはもちろん、小学生であっても親がついていなくてはいけないなと反省しました。これ以降、ホテルのバイキングなどでは大人が一緒に行動するようになりました。
著者:米田のの/40代女性/2013年生まれの長女、2015年生まれの長男、年の離れた2023年生まれの次女を育てる3児の母。思春期&ドタバタな小学生たちと、かわいい末っ子に癒やされる日々を過ごしている。
イラスト:海乃けだま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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