教えてくれたのは、青果のプロ「小林青果株式会社」
福岡で創業74年、青果の生産者と小売店舗のバイヤーの間をつなぐ「仲卸(なかおろし)」の事業を展開している小林青果株式会社。
九州各県はもちろん、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届け。ここ数年で小売店舗も9店舗まで展開し、公式インスタグラムやnoteで、野菜の豆知識や生産者さんのイベント情報など発信。
安全で安心できる食品だけでなく、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼、すべての人の笑顔と心をつなげられるよう活動中。
昨年ECサイト「うまうまもぐもぐ」が誕生し、新鮮で美味しい野菜やフルーツをオンラインで買えるようになりました!
長持ちさせたいなら、丸ごと買って!
冬の白菜は、寒さから身を守るために糖分を蓄えるので、甘くやわらかく美味しくなってきます。鍋料理にはなくてはならない食材です。
スーパーの売り場では、1/2や1/4にカットされたものが主力になってきましたが、八百屋さんや道の駅などでは1玉売りが主力です。
白菜を購入後長持ちさせたいなら、カットされたものより丸ごと買いをおすすめします。丸ごとのほうが日持ちがよく、カットされたものより割安です。
今回は白菜の保存方法について、カットされたものと丸ごとの場合に分けて説明します。
カットされた白菜の保存法
カット白菜、買ってきたままついつい冷蔵庫に入れがちですが、これはできるだけやめましょう。
芯があるままだと葉が成長するので、鮮度が落ちてきます。
葉がバラバラにならないくらいの加減で、芯をギリギリに切り落としましょう。芯に切り込みを入れるだけでもOK!
たまに売られている段階で芯に切り込みが入っていることもあります。その場合は切らなくて大丈夫です。
白菜のカット面は酸化しやすく水分が蒸発するので、濡らしたキッチンペーパーでカット面を覆い、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください。
冷蔵庫の空きスペースにもよりますが、立てた状態で保存すれば白菜にストレスがかからず、より鮮度が保たれます。
保存の目安は「2〜3日」です。
丸ごと1玉白菜の保存法
丸ごとの場合、冬場は常温保存で大丈夫です。
新聞紙を霧吹きなどで軽く湿らせて白菜を包み、レジ袋などに入れて、玄関や日の当たらない冷暗所に立てておいてください。
使用するときは一枚一枚はがして使いましょう。外の葉が中を保護する効果があります。
この方法で「3週間」は日持ちします。冷蔵庫の野菜室を白菜が占領しないので助かりますね。
そのまま冷蔵庫に入れないでね
買ってきた白菜をそのまま冷蔵庫に入れるとラクではありますが、ほんのひと工夫で鮮度を保ちやすくなるなら、ぜひともやっておきたいですね!
丸ごとの白菜なら冬は常温保存もできるので、野菜室がパンパンでも、丸ごとお得に買えるのはうれしいです。
皆さんも、スーパーで白菜を買ったら、小林青果株式会社さんが教えてくれた保存方法を試してみてくださいね。