最初に気付いた異変と通院の始まり
夜中に目が覚めるほどの寝汗が続いたのは、今から約1年半前でした。初めは一時的なものかと考えていましたが、夜に何度も目が覚めるたびに汗をかいていて、朝起きるころには疲れが取れない日々が続いていたのです。
さらに、体重が見る間に落ちていき、さすがに不安になったため、婦人科を受診することにしました。検査を進めるうちに、更年期特有のホルモンバランスの乱れが大きく影響しているのではないかということで、抗不安薬、抗うつ薬を試してみることになりました。
医師には症状や悩みを率直に伝え、そのおかげで通院の初期段階から寝汗の頻度は少しずつ落ち着きを見せ始めました。そして、寝汗対策の薬の量を徐々に減らしても症状が悪化することはなく、現在ではまったく飲まずに過ごせるようになっています。
薬と情報収集で感じたもの
婦人科で処方してもらった薬は大きな助けになりましたが、同じ症状を持つ人がどのように対処しているのか知りたくて、インターネットで情報収集もおこないました。ネット上には体験談が数多くあり、どのような生活習慣を取り入れたか、どの程度の期間で変化が起きたかなど、多彩な情報が見つかりました。ただ、自分に合う、合わないをたしかめるには、それなりに時間やお金を要したのも事実です。
それでも、いくつか試してみることで予想外の気付きがありました。婦人科の診察と薬の効能に加えて、このネット情報の活用が相乗作用をもたらしたように感じています。もし何も調べなかったら気付かなかったような工夫も多く、薬に頼っていたころより気持ちにゆとりが生まれたように思います。
多様な症状とこまめな相談の大切さ
更年期には寝汗だけではなく、情緒面や体調の不調などさまざまな症状が現れる可能性があると聞いています。私自身も、ちょっとしたイライラや落ち込みが急にやってきて、自分でもうまく対処できずに戸惑うことがありました。しかし、日々の小さな変化を見逃さずに記録し、その都度婦人科で相談を続けるうちに、大きく崩れることなく過ごせるようになった気がしています。
また、同じ悩みを持つ仲間と情報交換をする機会も増え、共感できる相手と話すことで励まされることも多かったです。専門家に相談しつつ、自分なりの工夫を積み重ねた結果、以前より心身のコントロールが取りやすくなったと実感しています。
ネット情報で効き目を実感したのは、お弁当の副菜で黒豆を取り入れてみるものでした。黒豆はお正月の定番ですが、毎日食べるお昼のお弁当に追加しました。購入品は砂糖が多く含まれるため自宅で砂糖なしで作り置きをしています。黒豆の煮汁を豆乳と一緒に摂取し続けています。黒い食材は体を温める作用があるとのことで冷え性や女性ホルモンの安定に一役かっています。
まとめ
1年半前の寝汗と急激な体重減少は大きな不安につながっていましたが、婦人科での受診をきっかけに、処方薬や生活調整を続けていくうちに症状は徐々に落ち着いていきました。さらに、同時並行で寝汗に関する情報をネットで集めたことも自分にとっての安心材料になっています。更年期の症状は人それぞれですが、日々の小さな変化に気付きながら進んでいくことで、心身の不安が軽くなる手がかりが増えると感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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