記事サムネイル画像

大量の寝汗に悩む私…婦人科で得たたしかな実感と人とのつながりで得た相乗作用【体験談】

私の場合、更年期の症状で最もつらかったのが夜間の大量の寝汗で、体重が急激に減ったことでした。加えて、不眠やイライラなどの情緒の波も日ごとに異なり、自分だけでは原因や対策がわかりませんでした。そこで1年半ほど前に婦人科を受診し、医師からアドバイスや薬を処方してもらったことで、状況は大きく変わりました。それと同時にインターネットでも情報を調べ、試せそうなことをいくつか実践したときのお話です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

 

最初に気付いた異変と通院の始まり

夜中に目が覚めるほどの寝汗が続いたのは、今から約1年半前でした。初めは一時的なものかと考えていましたが、夜に何度も目が覚めるたびに汗をかいていて、朝起きるころには疲れが取れない日々が続いていたのです。

 

さらに、体重が見る間に落ちていき、さすがに不安になったため、婦人科を受診することにしました。検査を進めるうちに、更年期特有のホルモンバランスの乱れが大きく影響しているのではないかということで、抗不安薬、抗うつ薬を試してみることになりました。

 

医師には症状や悩みを率直に伝え、そのおかげで通院の初期段階から寝汗の頻度は少しずつ落ち着きを見せ始めました。そして、寝汗対策の薬の量を徐々に減らしても症状が悪化することはなく、現在ではまったく飲まずに過ごせるようになっています。

 

薬と情報収集で感じたもの

婦人科で処方してもらった薬は大きな助けになりましたが、同じ症状を持つ人がどのように対処しているのか知りたくて、インターネットで情報収集もおこないました。ネット上には体験談が数多くあり、どのような生活習慣を取り入れたか、どの程度の期間で変化が起きたかなど、多彩な情報が見つかりました。ただ、自分に合う、合わないをたしかめるには、それなりに時間やお金を要したのも事実です。

 

それでも、いくつか試してみることで予想外の気付きがありました。婦人科の診察と薬の効能に加えて、このネット情報の活用が相乗作用をもたらしたように感じています。もし何も調べなかったら気付かなかったような工夫も多く、薬に頼っていたころより気持ちにゆとりが生まれたように思います。

 

 

多様な症状とこまめな相談の大切さ

更年期には寝汗だけではなく、情緒面や体調の不調などさまざまな症状が現れる可能性があると聞いています。私自身も、ちょっとしたイライラや落ち込みが急にやってきて、自分でもうまく対処できずに戸惑うことがありました。しかし、日々の小さな変化を見逃さずに記録し、その都度婦人科で相談を続けるうちに、大きく崩れることなく過ごせるようになった気がしています。

 

また、同じ悩みを持つ仲間と情報交換をする機会も増え、共感できる相手と話すことで励まされることも多かったです。専門家に相談しつつ、自分なりの工夫を積み重ねた結果、以前より心身のコントロールが取りやすくなったと実感しています。

 

ネット情報で効き目を実感したのは、お弁当の副菜で黒豆を取り入れてみるものでした。黒豆はお正月の定番ですが、毎日食べるお昼のお弁当に追加しました。購入品は砂糖が多く含まれるため自宅で砂糖なしで作り置きをしています。黒豆の煮汁を豆乳と一緒に摂取し続けています。黒い食材は体を温める作用があるとのことで冷え性や女性ホルモンの安定に一役かっています。

 

まとめ

1年半前の寝汗と急激な体重減少は大きな不安につながっていましたが、婦人科での受診をきっかけに、処方薬や生活調整を続けていくうちに症状は徐々に落ち着いていきました。さらに、同時並行で寝汗に関する情報をネットで集めたことも自分にとっての安心材料になっています。更年期の症状は人それぞれですが、日々の小さな変化に気付きながら進んでいくことで、心身の不安が軽くなる手がかりが増えると感じています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    医療の新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む