プールのためタンポンに初挑戦
子どもたちとプールへ行く約束をしていた日のことです。予定よりも4日ほど早く生理がきてしまいました。ただ、子どもはプールをとても楽しみにしており、当日に「やっぱり行けない」と言うのは気が引けて……。
幸い生理痛もあまりなかったため、私は30代にして初めてタンポンを使ってみることにしたのです。
苦戦しながらも挿入に成功
プールに行く途中でタンポンを購入した私。そして、水着に着替える前にトイレへ行き、タンポンの説明書を読みました。説明通りにタンポンの根本をしっかりと持って挿入しようとしたのですが、うまく力が入りません。
ぐぐっと押すと入り口付近に痛みが。不安から力んでしまっているようだったので、深呼吸をしながらゆっくりと挿入しました。
「なんだか気分が悪い…」
手こずりながらもなんとか挿入。子ども用のプールで、私は足元だけ水に入って子どもとプールで遊んでいたのですが、30分ほど経過すると「なんだか気分が悪い……」と思うように。
タンポンの説明書に「挿入が浅いと気分が悪く感じることがある」と注意書きがあったのを思い出し、急いでトイレで確認すると、ちょっとだけタンポンが出ていたのです。
私は新しいタンポンを袋から出し、今度はしっかり奥に入るよう意識して挿入。その後は気分が悪くなることなく、快適に過ごすことができたのでした。
最初の失敗には驚きましたが、使い慣れればタンポンは便利なアイテムだと思いました。少しずつ使うようにし、私自身も使い方に慣れていきたいです。
※生理中の腟内はとてもデリケートで、免疫機能も低下しているため、ウイルスや雑菌が侵入しやすく病気を引き起こすリスクが高くなっています。また、経血で汚れる可能性もあるため、生理中の温泉やプールの利用はできるだけ避けましょう。
※公共の施設によっては、生理中の利用を禁止しているところもあります。まずは施設の方針を確認し、そのルールに従いましょう。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者:宮田しほり/30代女性・2019年、2022年生まれの男の子2人を育てるママ。おでかけ情報や女性向けの情報を扱うライターとして活動。自身の経験をもとに、女性の人生が楽しくなるような記事の執筆を心がけている。
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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