「これ、今夜したいってことだよね？」緊張した表情で寝室に現れた夫。夫が勘違いした理由、そして私の返答は…

娘が歩けるようになったころ、娘は家のドアも開けるようになりました。すると、普段は入ることのなかった夫の書斎兼寝室に、勝手に出入りするようになったのです。娘は、パソコンや回る椅子などに夢中で、すっかりその部屋がお気に入りに。

 

そんなある日、コンドームを収納している場所を発見してしまった娘。 娘はコンドームもおもちゃだと思ったようで、並べたり、箱から出し入れしたり、私のいるキッチンに持って来て、「どーぞ」したりして遊んでいました。複雑な心境でしたが、私は見守っていました。 

 

その日の晩、娘と私の寝るベッドの横に、真面目な顔をしているような、緊張しているような表情の夫が現れました。

 

「ねぇ、これ……セックスしたいってことだよね？」と言う夫の手にはコンドームがありました。長女が遊んだまま、書斎の目立つ所に放っておいたのを思い出しました。

 

「あ！それは……えっと……」と慌てる私。すぐに「娘が遊んでいたから」という話をしてしまいました。しかし、性欲がないわけではなかった私。ふと考えて、「誘ってくるのはいつも夫だけど、私から誘ってもいいんだ」と気づきました。娘を寝かしつけた後、夫のベッドに侵入しました。

 

娘のおかげで私から誘ってもいいということに気づいた私。この出来事以降、夫からではなく私からも誘うように。そして1年半続いたレス生活に終止符を打つことができたのです。夫は喜んでいて、レス生活も解消できので、きっかけは少々複雑ですがよかったのかなと思っています。

 

著者：春吉シュリ／20代女性／4歳と0歳の娘たちの母

イラスト：きりぷち

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2025年1月）