韓国ドラマ『シグナル』( 시그널 )
韓国のゴールデン・グローブ賞とも言われる百想芸術大賞を筆頭に、数々の有名アワードで9冠。
2016年の韓国ドラマ界を代表する超大作。
韓国ドラマ『シグナル』視聴率(AGBニールセン全国)
韓国ドラマ『シグナル』全16話の平均視聴率は8.8%でした。
最高視聴率は最終回(第16話)の12.5%。
最低視聴率は第1話の5.4%でした。
韓国ドラマ『シグナル』はどこで見られる?
・Netflix
2025年2月21日時点
韓国ドラマ『シグナル』シーズン2はいつ?
2016年に放送された韓国ドラマ『シグナル』。
2026年にシーズン2が放送されるニュースが流れています。
韓国ドラマ『シグナル』はNetflixシリーズではありませんが、日本では2025年2月21日時点ではNetflixで配信されています。
シーズン2はNシリーズとして独占配信されるのか、たんなる偶然なのか……今後の続報に注目です!!
韓国ドラマ『シグナル』キャスト
イ・ジェフン、チョ・ジヌン、キム・ヘス、チャン・ヒョンソン ほか
韓国ドラマ『シグナル』ネタバレ注意な見どころ
時空を超えた絆に感動!プロファイラーヘヨン&昔気質のジェハンが最強バディ結成
©2016 Studio Dragon & ASTORY
本作最大の見所は壊れた無線機を介し繋がった、ヘヨンとジェハンの熱い絆。ジェハンは15年前に謎の失踪を遂げた正義感の強い刑事、ヘヨンは犯罪者の心理に精通した凄腕プロファイラー。
本来関わるはずのなかった二人が無線機を通じて知り合い、互いが携わる事件の捜査に助言を与え合い、徐々に真犯人に迫っていく過程が最高にスリリングで引き込まれます。
さらに注目してほしいのは子供時代のヘヨンがジェハンとニアミスしている点。
本来親子ほども年の差がある二人が、共に力を合わせ修羅場を克服するうちに対等なバディとして厚い信頼で結ばれ、それが回り回って互いの人生にまで影響を及ぼす、骨太なヒューマンドラマに胸が震えました。
知識と技術は一流なものの現場の経験が少なく、周りと歩みを合わせる協調性に欠けていたヘヨンが、刑事として場数を踏んだジェハンの何気ない言動で真実に気付かされる所にはハッとしました。クール&クレバーなヘヨンが静、直情径行なジェハンが動。バランスがとれた名コンビです。
同じく韓国ドラマ『ボイス』『怪物』、韓国映画『必ず捕まえる』が好きな人は、ジェネレーションギャップを乗り越え唯一無二の信頼関係を築いていく、ヘヨン&ジェハンの活躍にハマるはず。
スヒョンの片想いは実るのか!?先輩への未練を断ち切れない、孤高の女刑事を応援したくなる
第二の見所はヘヨンの上司に当たるスヒョンの秘められた想い。15年前は未熟な新米刑事に過ぎず、頼りなかった彼女の成長ぶりは、それだけで胸熱な涙を誘います。
ジェハンが失踪を遂げてからも唯一彼の生存を信じ、15年間捜索を続けた背景には、先輩を諦めきれない未練とプラトニックな恋情が秘められていました。
配属当初はガサツでデリカシーのないジェハンを嫌っていたスヒョン。パワハラなんて言葉がまだ存在しない時代……けれども彼とバディを組んで様々な事件を解決していくうちに、常に被害者への思いやりを忘れず犯人検挙に全力を賭すジェハンに憧れ、だんだんと惹かれていきます。
15年前の過去と現在を巧みに演じ分けるキム・ヘスの存在感が素晴らしく、どうか彼女の想いが報われますように、と手を組んで祈ってしまいます。
韓国社会が動いた!?実際の事件をモデルにしたエピソードの数々
第三の見所は実際の事件をモデルにし、テレビの前の視聴者、ひいては現実社会に問題提起する重厚なエピソードの数々。
『シグナル』で扱われる事件は、どれもここ数十年内に韓国で起きた事件をベースにしています。
第一話・第二話でメインとなる少女誘拐事件は、1997年にソウルで発生した女子小学生誘拐事件に着想を得たもの。第二話~第四話では華城連続殺人事件、第五話~第七話では趙世衡窃盗事件が取り上げられました。 いずれも韓国犯罪史上に残る凶悪事件。華城連続殺人事件は映画『殺人の追憶』でも有名ですね。
海外ドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』が好きな方は、過去の未解決事件を現在のプロファイリング技術や科学捜査で調べ直し、真実を解き明かす展開が気に入るはず。
ヘヨンの兄が犯人に仕立て上げられた事件のモデルは2004年、韓国の地方都市で起きた密陽暴行事件。 ドラマの放送がきっかけで当時の捜査を見直す声が巻き起こり、性暴力を受けた被害者を保護する運動が始まりました。
韓国ドラマ『シグナル』あらすじ
警察のプロファイラーであるパク・へヨン(イ・ジェフン)は、ある日廃棄処分となっていた古い無線機を見つける。すると、突然壊れているはずの無線機から声が聞こえてくる。
声の主は刑事イ・ジェハン(チョ・ジヌン)だった。ジェハンは15年前にヘヨンの同級生が犠牲となった未解決事件の手がかりを伝え、無線機は切れる。半信半疑なヘヨンだったが、ジェハンが残した言葉をもとに向かった場所で事件の重要な証拠を見つけ、刑事チャ・スヒョン(キム・ヘス)と共に謎を解き明かしていく。
これをきっかけにヘヨンとジェハンの無線機での交信が始まる。交信していくうちに、ジェハンが現代ではなく過去の人間であることをヘヨンは知る。一方、スヒョンは15年前に失踪した先輩刑事を捜し続けていた…。
韓国ドラマ『シグナル』と合わせてチェックしてほしい韓国ドラマ
韓国ドラマ『悪の心を読む者たち』
日本ではドラマ化できないような描写が続く韓国ドラマ『悪の心を読む者たち』。
このあたりの切り口が"韓国ドラマ面白い”と思わせるのかもしれません。
スマホもない2000年前後の年代設定で、誰も理解してくれない中で、韓国初のプロファイラーとして苦悩と葛藤が丁寧に描かれています。
痛快犯人逮捕ドラマではありません。
残酷な事件を通じてプロファイラーとしての経験を積んでいくヒューマンドラマ。
痛々しい事件がどんどん続くので、血が苦手な人は見ない方がいいです。
韓国ドラマ『怪物』
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この作品は、ドンシクの妹が失踪した事件の解明です。
その事件の真相が、盗聴で全部分かってしまうという展開で、「えっ……全部しゃべっちゃうのかよ(三村風)!」と、ガッカリ感も。
韓国ドラマは、ドライブレコーダー・防犯カメラ・スマホの通話記録などなど、けっこうな証拠映像に犯人が映っています(笑)。
でも、権力などで映像消したり・あまりそこは触れなかったり……するのも韓国ドラマあるある。
「怪物」は前半がすごく謎めいて面白かっただけに、後半の真相究明がちょっと強引かなぁ~という作品でした。