冬生まれの男の子の「長音ネーム」人気だったのは?
長音ネームランキングの1位は「そうた」でした。毎年男の子の年間よみランキングでも上位に入る「そうた」は、季節を問わず人気を見せています。
一方で、冬に順位を上げた名前もいくつかありました。
2位「とうま」
2024年の男の子の年間よみランキングでは36位だった「とうま」ですが、冬生まれの男の子の同ランキングでは16位! 冬生まれの男の子に特に多く名付けられる傾向があります。
多く見られたのは「冬」や「柊」を用いた名前です。澄んだ空気や雪の白さを思わせる「冬」という漢字からは、さわやかで凛とした印象を受けるでしょう。また、冬の厳しさを乗り越える強さも感じさせます。
冬の植物のイメージが強い「柊」は、寒い季節でも葉を落としません。そんな様子から、たくましい印象を持つでしょう。
「とうま」の同名では、俳優の生田斗真さんが知られています。
5位「しゅう」
「しゅう」は2024年の年間よみランキングで57位でしたが、冬生まれの男の子の同ランキングでは26位にアップしています。
主な名前は、「柊」「柊羽」などで、2位の「とうま」同様、ヒイラギをイメージさせる「柊」を用いた名前が多く見られました。
「柊」は特に冬に人気が高まる傾向があります。例えば「柊(主なよみ:しゅう)」という名前のランキングを見てみると、2024年11月の月間よみランキングでは84位でした。その後、12月には10位、翌年1月は11位、2月には4位と、大きく順位を上げています。
9位「とうり」
2024年の年間よみランキングで80位だった「とうり」も、冬にランキングの順位を上げた名前のひとつです。冬生まれの男の子のよみランキングでは、34位にアップしました。
「とうり」の主な名前を見ると、「冬」「柊」を用いた名前のほか、「橙李」「橙利」など「橙」を含む名前も多くありました。「橙(だいだい)」はみかん科の果実で、「代々(だいだい)」子孫が繁栄しますようにという願いを込めて正月飾りにも使われます。そんな日本の風習から、冬生まれの男の子の名前に使われる傾向があるようです。
「とうり」の同名では、俳優の松坂桃李さんが活躍されています。
長音を含む、リズミカルで親しみやすい名前を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
photo:@___26memoryさん(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年12月1日(日)〜2024年12月25日(水)・2025年1月1日(水)〜1月25日(土)・2月1日(土)〜2025年2月25日(火)
回答件数:23,013件(男の子:11,676件/女の子:11,337件)