一文字×ジェンダーレス 人気の名前は?
漢字1文字で表すジェンダーレスネームの1番人気は、2024年の男の子の名前ランキング2位だった「碧」でした。「碧」は、自然が創り出す美しい青緑色を意味します。季節を問わず人気がある名前です。
では、冬生まれの男の子にはどんな名前が人気だったのでしょう。冬に順位を上げた名前をピックアップしました。
「朔」
2位にランクインした「朔(主なよみ:さく)」は、新月や月初めという意味を持ち、「始まり」や「新たなスタート」を感じさせる漢字です。
男の子の名前ランキングで、2024年12月には10位でしたが、2025年1月には3位にランクアップ! 年の初めにあたる1月、新しい命の誕生、人生のスタートに希望を込めて名付けるのにぴったりな名前です。
「律」
冬の初めを表す季語『律檀(りつだん)』の「律」が、3位にランクイン。2017年のランキングではTOP100圏外だった「律(主なよみ:りつ)」ですが、2018年のランキングでは21位にランクイン!
2018年前期に放送されたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で佐藤健さんが演じた主人公の幼馴染の名前が『萩尾律』だったことが人気に火をつけたのでしょう。その人気は衰えず、2024年の年間ランキングでも12位という上位をキープしています。
「律」には「自律」という言葉のようなきちんとしたイメージがあり、真面目さや意志の強さを感じさせます。その一方で、「旋律」など音楽の分野でも使わ、芸術性や創造性もイメージさせるでしょう。
「楓」
7位にランクインしたのは、毎年秋ごろからじわじわ増える「楓(主なよみ:かえで)」です。植物のカエデを表す「楓」を用いた「楓ネーム」は、秋~初冬にかけて徐々に順位を上げます。
漢字ランキングを見ると、8月の月間ランキングでは56位だった順位は、10月には15位へと大きくランクアップ! 例年、冬の終わり頃までじわじわと人気を維持します。
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漢字一文字のジェンダーレスな名前を見ると、シンプルなよみ方をする名前が多い傾向にありました。2025年5月、戸籍に振り仮名を記載する制度が開始され、振り仮名には一定の基準が設けられます。そんな流れもあり、これからはさらに「分かりやすく、誰にでも読みやすい名前」が求められる時代になっていくのかもしれませんね。
photo:@87familieさん(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年12月1日(日)〜2024年12月25日(水)・2025年1月1日(水)〜1月25日(土)・2月1日(土)〜2025年2月25日(火)
回答件数:23,013件(男の子:11,676件/女の子:11,337件)