同僚からの指摘にビックリ!?
20代になってから、私の生理周期は28日で定着するようになりました。記録をつけるカレンダーアプリの通りに生理がくるため、生理期間以外は荷物になるから、とナプキンポーチは持ち歩いていませんでした。
そんなある日のこと。いつものように出社した私は、着ていた厚手のコートを脱いでハンガーに掛けに行こうとしました。しかし、コートを脱ごうとした瞬間、同僚から「ちょっと!」と呼び止められたのです。そして、小声で「コートは脱がずにそのまま更衣室にきて!」と言われました。
私は何事かわからないまま、とりあえず同僚と一緒に更衣室へ入りました。すると同僚から「スカートに血が付いているよ。生理になったんじゃない?」と言われたのです! 「えっ! うそ?!」と驚き、確認してみるとスカートには経血が……。幸い、着ていた厚手のコートのおかげでスカートは隠れていたので、その同僚以外には気づかれていなかったようでした。
すてきな対応に感謝
しかし、困ったことに、この日はまだ生理予定日から10日も早かったため、生理用品を何ひとつ持っていなかった私。正直に「実は生理用品、何も持ってきていなくて……」と、その同僚に打ち明けました。
すると同僚はロッカーから真新しい下着とナプキンを取り出し、「よかったら使って!」とくれたのです。彼女は生理周期が不安定だそうで、突然生理がきても困らないようにと、ロッカーに生理用ショーツとナプキン、スカートなどを常備しているのだとか。何も備えていなかった私は、用意周到な彼女に本当に救われました。
生理周期が安定していたため、ナプキンなど生理用品を常には持ち歩いていなかった私。体の調子やストレスなどによって生理周期は乱れることもあり、いつも安定した周期の人でも変わる可能性があることを身をもって知りました。あのとき、瞬時にかつスマートに対応してくれた同僚には感謝しかありません。この一件以降、急な生理にも対応できるよう、私のロッカーにも生理用品を常備するようになりました。
著者:柿坂 茜/女性・主婦
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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