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赤ちゃんにいい飲み物と与えない方がいい飲み物を離乳食のプロが教えます

この記事では、保育士であり、離乳食インストラクターの中田 馨さんが、赤ちゃんにいい飲み物と与えないほうがいい飲み物について紹介しています。

飲み物を飲んでいる赤ちゃん

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。生まれてから母乳や育児用ミルクで育ってきた赤ちゃん。離乳食が始まると、乳汁栄養以外でも水分を摂る機会も増えてきます。赤ちゃんにどんな飲み物を与えればいいのかお話しします。

 

赤ちゃんにいい飲み物と与えないほうがいい飲み物って?

赤ちゃんにとっていい飲み物は、水(湯冷まし)や麦茶。毎日与えるものですので、シンプルなものを選ぶことが大切です。

 

与えないほうがいい飲み物は、甘みのある飲み物、カフェインが入った飲み物などです。たとえばジュース。赤ちゃん用であっても100%果汁であっても、赤ちゃんに頻繁に飲ませるものではありません。また、イオン水は発熱時などの必要なときにだけ与えましょう。水や麦茶以外の飲み物は、ルールを守って与えたほうがいいですね。

自家製の果汁は飲ませるべき?

ママが作った果汁はどうでしょう。ごはんをしっかり食べて、まだ物足りないときは果汁を絞ったものを与えてもOKですが、毎日与える必要はありません。たまの楽しみの位置づけでOKです。

 

湯冷ましや麦茶を飲んでくれないときは?

以前、ママから「うちの子、湯冷ましなどの水分を飲んでくれないんです。果汁100%ジュースはごくごく飲んでくれたから毎日飲ませています。よくないとわかりながらも、水分を飲まないことが心配で与えています。どうすれば水分を摂ってくれるようになりますか?」 という質問を受けたことがあります。

 

赤ちゃんは、のどが渇いたら甘いの飲み物があるということがわかっています。そのため、徐々にでかまいませんので以下のことを試してほしいと思います。

 

・湯冷ましや麦茶を飲むことを習慣にする

・ジュースは頻繁に飲ませない

・ジュースは2~3倍に薄めたものを30~50mlにする

・ごはんに汁物や煮物を取り入れる

 

私の運営する保育所でも、水分をあまり飲んでくれない子がいます。でも、汁物は大好きでゴクゴクと飲み干してくれます。毎日、湯冷ましを与えているうちに、湯冷ましも飲めるようになってきますよ。

 

赤ちゃんに水分を与えるタイミングは?

赤ちゃんにはどんなタイミングで水分を与えればいいのでしょうか。活動のあとだけでなく、これから活動をするというときも水分補給をおこないましょう。 お風呂に入る前後なども水分補給のタイミングです。

 

食事時も水分が必要ですが、水分で食べ物を流し込んでいるときや、水分ばかり摂っておなかがいっぱいになってしまうときには注意してください。

 

 

水分補給は赤ちゃんも大人も大切です。これから冬を迎えますが、夏と変わらず、湯冷ましや麦茶で水分補給を心がけてあげてくださいね。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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