ママ友家族と夏休みのお出かけ
娘が小学校2年生の夏休み、ママ友家族と私たち家族で屋内の遊び場へ行きました。メインの遊び場は冷房の効いた室内ですが、外で遊べる場所もある広い施設です。
子どもたちはよく動き回るし、室内でも屋外でも常に汗だく。熱中症や脱水症にならないように、私たちは水分補給をこまめにしていました。
娘が小学校2年生の夏休み、ママ友家族と私たち家族で屋内の遊び場へ出かけました。冷房の効いた室内がメインですが、外でも遊べるスペースがある広々とした施設です。
子どもたちは屋内外を元気に動き回り、すぐに汗だくに。熱中症や脱水を防ぐため、私たち家族はこまめに水分補給を心がけていました。
不安を感じたママ友の対応
私たち家族は、私と夫、娘の3人。家からお茶を入れた500mlの水筒を3本持参し、足りない分は自販機で買うつもりでいました。
一方、ママ友家族は3姉妹と大人2人の5人家族。それなのに、持参した飲み物はなんと500mlのペットボトル2本だけ。それを5人で回し飲みしていたのです。案の定、子どもたちはペットボトルを取り合ってケンカに……。
ママ友は「ケンカしないの。妹に譲りなさいよ」と、どこかのんきな様子。私は心の中で、「もっとしっかり水分補給させたほうがいいのでは?」と思いつつも、「この量じゃ足りないだろうし、きっと後で買い足すつもりなのだろう」と考えていました。
汗だくのお友だちが…
その後、私と娘が水分補給をしていると、3姉妹の一番上の子が、空になったペットボトルを手にこちらをじっと見ていました。ママ友や旦那さんは下の子たちと一緒に、少し離れた場所で遊んでいるようで、姿が見えず……。
暑い中、その子を放っておくわけにはいきません。しかし、娘や私の飲みかけをあげるのは控えたほうがいいだろうと思い、私は自販機へ。下の子たちとケンカにならないよう、ペットボトルを2本購入し、その子に渡しました。そこへ戻ってきたママ友は、「ごめんね。ありがとう〜」と笑いながら言っただけでした。
ママ友とは付き合いも長く、娘に何かを買ってくれることもあるので、今回のお金のことは気にしていません。ただ、水分補給は命に関わることもあるので、「重いかもしれないけど、夏は多めに飲み物を持ってきたほうがいいよ」と伝えました。すると、おっとりした性格のママ友も次回からはきちんと人数分の飲み物を持参するようになり、私は安心したのでした。
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厚生労働省や環境省によると、子どもは体温調節機能が未熟で、大人よりも熱中症や脱水のリスクが高いとされています。特に夏場の外出時には、「のどが渇く前の水分補給」が重要。こまめに水分をとる習慣が身につくよう、大人がサポートしてあげましょう。
また、感染症予防の観点からも飲み物の共有は避け、子どもの人数分、できれば予備も含めて飲み物を準備しておくと安心です。外出先では自販機の混雑や売り切れが起こることもあるため、多めに持参するなどして、熱中症を予防しましょう。
著者:堂本ちか/30代女性。2015年1月生まれの娘と2022年11月生まれの息子、年の差きょうだいのママです。お調子者の娘とおバカな息子のかわいさに癒されながら毎日育児奮闘中です!
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)