「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、低月齢の赤ちゃんのお出かけに関する相談です。
Q. 生後2カ月になる子のお出かけについて
12月初めに上の子のクリスマス発表会が文化会館であります。そのころにちょうど生後2カ月になる子がいますが、すごい人混みになるところへは連れていかないほうがいいでしょうか。
宮川めぐみ助産師からの回答
上のお子さんの発表会が来月の初めにあるのですね。上のお子さんの頑張りを見に行きたいですよね。
おそらく、こちらで相談をしてくださるということは、代わりに見てくれる方がいなかったり、預けるところがないということでしょうか? 預けられる先があるのであれば、お一人で見に行かれるほうがいいかと思います。
お住いの自治体での一時保育でも利用を検討されてみるのも一つかとは思いました。また、プログラム的なことがわかるようでしたら、上のお子さんが出番のときに観に行くようにされて、短時間の滞在で済むようにされるのはどうでしょうか?
また母乳を飲ませておられるようでしたら、母乳を染み込ませた綿棒でお鼻の中を塗り込んであげるようにすることでも、母乳に含まれる殺菌作用で天然のマスクになるといわれています。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/11/0 〉
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
赤ちゃんとのお出かけはいつから大丈夫?
生まれたばかりの新生児の時期は、まだ赤ちゃんも外の世界に慣れておらず、体温調節もまだ難しい時期。初めての本格的なお出かけが1カ月健診ということも。生後1カ月を過ぎるまでは、室内を中心に生活をしている方が安心です。
生後2カ月を過ぎたあたりから、赤ちゃんも授乳の間隔があいてきたり、昼夜の区別がついてきたりするようになります。もちろん赤ちゃんにもよるので一概には言えませんが、お出かけをするなら生後2カ月を過ぎたころから少しずつの方がいいでしょう。
赤ちゃんの首がすわる前は、まだまだ長時間の外出はママにも赤ちゃんにも負担が大きい時期です。電車やバス、車などに乗って長時間のお出かけは首がすわる生後3カ月ごろからが無難です。
赤ちゃんは意外と暑がり。着せすぎには注意。
月齢が低い赤ちゃんほど、体温調節がうまくできずにお出かけのときの暑さや寒さで体調を崩してしまうことも少なくありません。お出かけのときは、きちんと気候に合わせた服装をさせることが大切です。
とはいえ着せすぎも良くありません。体温が大人より高めの赤ちゃんは、意外と暑がりでもあります。秋冬の肌寒い時期に、寒いだろうからと何枚も重ね着をさせていると、暑くて汗がたくさん出てしまいます。その汗が冷えたときに、かえって身体が冷えてしまうといったことも。
お出かけの際には気候が良いときを見計らうのがいちばんですが、途中で天候が変わってしまうなどの場合もあります。そういった場合に備えてバスタオルや、羽織ものなど上に一枚プラスする衣類や防寒具を持っていくのがおすすめです。
赤ちゃんの服装は大人より1枚少なめが基本です。寒い暑いは、着脱しやすい衣類や防寒具などを使って調節するようにしましょう。
低月齢の赤ちゃんとのお出かけに必要なもの
月齢が低い時期は、とにかく水分補給が常にできるように気を配るようにしましょう。月齢が低い赤ちゃんは、授乳の回数も多いこともあり、授乳の間隔が開いてしまうと脱水症状になってしまう危険性もあります。
母乳が中心の人は授乳ケープを、育児用ミルクが中心の人は哺乳瓶や育児用ミルク、お湯などのミルクセットを常に持って行きましょう。
また月齢が低いうちはうんちがやわらかいので、おむつの交換台を汚してしまうことがあります。そんなときに備えてタオルも複数枚持っていくようにしましょう。バスタオルなどを敷いておむつを交換すると汚す心配が減ります。
着替えも複数枚用意したほうがいいでしょう。特に母乳や育児用ミルクだけの時期は吐きやすい時期でもあるので、服がよく汚れます。荷物が増えて面倒ですが、2枚程度は持っていくようにすると安心です。
※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんとの外出、お出かけはいつから?月齢別おすすめスポットや必要な持ち物」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/948〉【監修者:助産師 REIKO】
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