「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は妊娠中の飲み物に関する質問です。
Q. 寒くなってきたのでホットでおいしく飲める飲料を探しています
現在、妊娠13週です。寒くなってきたのでホットでおいしく飲める飲料を探しています。もともとコーヒーや紅茶が好きで、併せてカフェオレなどもよく飲んでいましたが、嗜好の変化と体重管理、カフェインのことを考えて控えたいと思っています。また、1人目のときも便秘がひどかったので、便秘予防にもつながるようなものがあれば……と思っています。
何かオススメの飲み物はありますか? またハーブティの選び方も併せて教えてください。
矢部まり子管理栄養士からの回答
カフェインレスなものですと、ルイボスティーや黒豆茶、コーン茶などが飲みやすく人気があると思います。
ハーブティーに関しては、抽出の仕方や原材料、また含有量にもよるため、聞きなれないハーブを含むものは自己判断はせず相談してからの購入が安心だと思います。
※参照元:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/13/0 〉
妊娠中に注意が必要な主な成分
妊婦さんが注意すべきものといえば、カフェイン・糖分・アルコールの3つです。妊娠中はママが摂取した飲み物の成分が、胎盤を通じておなかの赤ちゃんに移行してしまいます。なかでも、カフェイン、過剰な糖分、アルコール類は赤ちゃんが低体重になるリスクが指摘されています。
それだけではなく、これらの過剰摂取は赤ちゃんの先天性の異常や、その後の発育や発達にも影響する恐れがあり、十分な注意が必要な成分となります。
一般的にカフェインと糖分に関しては、量を抑えればOKと言われています。アルコール類は少量でも摂取をしないほうが良いでしょう。
妊婦さんが飲んでも良いもの・悪いもの
■飲んでもOKな飲み物
・水
注意点として、市販のミネラルウォーターの場合、硬度が高いものはお腹が緩くなる恐れがあるため、少量ずつ飲みましょう。
・麦茶
ノンカフェインでミネラルが豊富です。冷蔵庫で冷やした状態で飲むのではなく、常温で飲むのがおすすめです。
・ルイボスティー
美容や健康によいと話題のルイボスティーは、ノンカフェインでビタミンやミネラルが豊富です。
・タンポポ茶、タンポポコーヒー
タンポポの根を焙煎して作られたタンポポ茶やタンポポコーヒーは冷え対策にもおすすめです。母乳の出をよくしてくれるとも言われていますので、授乳中の飲み物としてもおすすめです。市販品には砂糖やミルクが混ざっている物もあるため、あらかじめ確認しましょう。
■量が少なければOKな飲み物(カフェインや糖分が含まれた飲み物)
・コーヒー
厚生労働省によると、妊娠中のコーヒーは1日あたり、カップで2杯~4杯までとしています。
・紅茶
コーヒーほどではありませんが、カフェインを含みます。こちらも1日2杯~4杯にとどめるのが安全です。
・日本茶
種類によって異なりますが、煎茶とほうじ茶の場合、コーヒーの3分の1程度のカフェインが含まれていると言われています。
・ジュース類
糖分を多く含むため、種類にもよりますが、1日あたりグラス1~2杯までにおさめましょう。
■飲んだらNGな飲み物
・アルコール類
・ノンアルコールビール
アルコール0%と記載されていても、微量に含まれています。
・エナジードリンク、栄養ドリンク
カフェインや添加物が多く含まれています。エナジードリンクをベースにしたノンアルコール飲料もNGです。
※引用元: 基礎知識(妊娠中)「 妊婦さんが飲んでよい飲み物と悪い飲み物は?妊娠中の水分摂取について」〈https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/1131〉【監修者:助産師 REIKO】
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