「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は離乳食を始めるにあたり、不安を感じているママからの相談です。
Q. 初めての離乳食。食べてくれるか心配です
生後5カ月の子がいます。離乳食を生後6カ月になる前から始めようと思うのですが、大体7時くらいに起床し授乳、次が10時か11時に授乳しています。
泣き方でおなかがすいたというのがわかりくく、私のタイミングであげています。眠そうにしていても、布団に下ろすと泣くので、グズグズしていることが多いです。離乳食を開始したら、グズグズの状態で食事の準備をすることになりそうです。初めての離乳食な上に、グズグス状態だと、食べてくれるのか心配です。
久野多恵管理栄養士からの回答
生後6カ月前に離乳食を始められるご予定なのですね。初めてのことで、どうしたらよいかご不安になられるお気持ちはとてもわかりますよ。
離乳食をあげる時間は決まりはないので、基本的には午前でも午後でも大丈夫ですが、病院があいている日中にあげる事が望ましいです。そして、お子様のご機嫌が良いときを見計らってあげるようにしてくださいね。
やはり、眠かったり、おなかがすき過ぎていたり、ご機嫌が悪い状態であげても、離乳食はうまく進まないことが多いです。 比較的お子様が機嫌よく過ごしてくれる時間帯はありますか? 寝てからの方がご機嫌が良いようであれば、一度寝かせてからあげると良いかもしれませんね。
赤ちゃんにとって育児用ミルクや母乳以外のものを口にするのは初めてのことです。じょうずに食べられる子もいますが、はじめのうちはじょうずに食べられなかったり、スプーンを舌で押し返したり、食べたものを出してしまったりなどということもよくあることですので、焦らずゆっくり進まれて大丈夫ですよ。
※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナー
5~6カ月ごろ(離乳食初期)の離乳食の役割
赤ちゃんの離乳食期は、食べる量を気にする時期ではありません。とくに5~6カ月ごろ(離乳食初期)は、食べる練習をする第一歩としてとらえましょう。
赤ちゃんの反応はその子その子によっていろいろです。離乳食初日から、じょうずにゴックンできる子もいれば、ビックリして泣いてしまう子もいます。「どうして泣くの?」とママは悩んでしまうかもしれませんが、赤ちゃんの気持ちになって感じてみてください。
5~6カ月ごろ(離乳食初期)の「5つの慣れる」とは?
食べ物の感触
まずは、食べ物の感触に慣れることです。今まで食べ物といえば、おっぱいや育児用ミルクの感触しか知らなかった赤ちゃん。急に離乳食という異物が口の中に入ってきたら!? ビックリですよね。まずは少しずつ離乳食の感触に慣れることが大切です。
食べ物の感触
食べ物の感触でもお話ししましたが、今まで口に入るものといえばおっぱいや育児用ミルクだけだった赤ちゃん。それ以外の味を初めて味わうのですから、食べ物の味に慣れることも大切です。赤ちゃんの味覚は大人の何倍にも感じるといわれています。どれだけ赤ちゃんの味覚が敏感なんだろう! ということですね。
食べ物の香り
赤ちゃんは食べ物の香りも初体験です。感じたことのない香り。大人でもドキドキしちゃうでしょうね。食べ物の香りに慣れることも大切です。
食べ物をゴックンすること
食べ物をゴックンすることも初めてです。おっぱいなどを飲む哺乳能力は生まれもって持っている赤ちゃん。でも、食べ物をゴックンすることは練習して獲得する能力です。徐々に徐々にじょうずになっていきますよ。
スプーンの感触
スプーンの感触も初めてですね。離乳食インストラクター仲間は、離乳食用に6本スプーンを用意していました。プラスティックのスプーンから木のスプーンに変えただけで食べるようになった! という例もありますよ。
※参考: ニュース(食・レシピ)「5~6カ月ごろ(離乳食初期)に大切な『5つの慣れる』とは?」【著者:離乳食インストラクター協会代表理事・保育士 中田馨】
ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!
違反報告
ガイドラインに違反していると思われる投稿を見つけた場合は、このフォームから報告できます。
違反項目
報告内容
ご注意ください