義父母との生活
義父母と私たち夫婦は、同居とはいえ別世帯。基本的なルールは、“ルームシェアのように暮らすこと”です。極力お互いに決まりごとは作らず、フラットな関係性で生活することを心がけています。
しかし、義父母はともに75歳以上で、体の自由がきかず苦労することも。そんなときは、私たち夫婦がフォローします。最近は、義父の体調がすぐれないこともあり、看病にかかりきりの義母の負担を減らすため、ほとんどの家事を私たち夫婦が担当していました。
1人の時間がなくなった私
義父は自力で歩くことができず、外出できなくなったので、24時間を家で過ごすことがほとんど。アクティブな義母は、義父の看病の合間に時間を見つけては、友人たちとおでかけします。夫は、平日は仕事で家にいません。
おのずと、在宅ワークの私が義父と2人きりになる時間が増えました。「義父になにかあってはいけない」と常に気にしながらなので、仕事に集中することができないことも多くなった私。家族の誰にも悪気はないとわかっていても、1人の時間がなくなり、モヤモヤすることが増えました。
ポジティブ家出を実行!
そして、いよいよストレスが限界値に達しそうなときが。そこで、夫が休みで、義父の様子を見てくれる土日に合わせて“ポジティブ家出”を敢行! 家出とはいえ喧嘩をしているわけではないので、夫だけに「明後日まで家出するのでそっとしておいてください」と伝えていきました。
近所のホテルを予約して満喫した擬似ひとり暮らしは、家のことを何にもしなくてよく……かなりの開放感! 好きなだけ寝て、好きなときに好きなものを食べ、好きなように過ごす時間の尊さを享受しました。
あのまま我慢し続けていたら、家族に嫌なことをぶつけてしまったかもしれません。そのためポジティブ家出でガス抜きができてよかったです。
物理的に距離を置くと冷静になれ、改めて家族の大切さにも気づけました。不用意な衝突でお互いを傷つけずに済みますし、ストレスが溜まってきたときの“ポジティブ家出”は大正解でした! これからも、無理をせず自分たちのペースで、家族を守っていけたらいいなと思います。
著者:つちやです/令和婚した夫と、義父母と4人暮らしをする30代ライター。毒親育ちの過去をもち、家族の大切さに気付かせてくれた夫との生活や、義両親との日々をつづっている。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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