韓国ドラマ『照明店の客人たち』( 조명가게 )
主人公を演じるのは、「キングダム」シリーズなどで演技力が高く評価されているチュ・ジフン。店を訪れる客人たちを受け入れる、どこかミステリアスな照明店の店主を演じる。
また、看護師役のパク・ボヨン(『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー』)をはじめ、オム・テグ(『遊んでくれる彼女』)、イ・ジョンウン(『Missナイト&Missデイ』)など韓国ドラマファンなら知る豪華キャスト陣が脇を固める。
韓国ドラマ『照明店の客人たち』キャスト
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- ウォニョン役:チュ・ジフン
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- ヨンジ役:パク・ボヨン
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- ユヒ役:イ・ジョンウン
韓国ドラマ『照明店の客人たち』ネタバレ注意な見どころ
『照明店の客人たち』最終回まで完走しやすい全8話
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1~3話はホラー要素が強く、1話毎に主人公が変わるので登場人物たちの関係性が全くわからず、物語を一方的に見せられている感じ。
でも話が進むにつれて、どうやら1つのバス事故に遭遇した人たちの物語だということがわかります。
バス運転手の甘い判断から起こってしまった横転水没事故。
耳が聞こえない「ろう者」女性にプロポーズしようとしていた男性、平凡な母娘、歳の差のある同性愛者、おろしたての靴を履く高校生、祖母の家から1人で帰る小学生など、多様性に富んだ人間関係をあえて時系列を前後させて観せていたようで、逆にこの謎の展開が、色々と考察しながら観ることができたのでとても面白かったですね。
ハッピーエンドで終わらないからこそ刺さる!
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そしてこの作品の素晴らしいところは、決してハッピーエンドではないというところ。
はっきり言って、全話観終わってもスッキリはしません(笑)。
日本のドラマってハッピーエンドで終わるものが多いので、私的には逆にズシンと刺さったし、心に残るドラマになりました。
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タイトルにもなっている照明店は、臨死体験の世界にある生と死の境界ポイントで、そこにある無数の照明が1人ひとりの命を表しています。
生きることを選ぶ人もいれば、死を選ぶ人もいる。
すでに亡くなっているのに未練を捨てきれずにその場に留まってしまう人もいる。登場人物全員が奇跡的に生還して、感動的なラストシーンとはならなかったのが良かったです。
突然回収される伏線に驚愕!
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そして個人的に一番胸熱だったのが7・8話。
チュ・ジフン演じる照明店店主とバス事故で亡くなった母娘の母親がなんと親子だったという事実がわかってしまうんです!
ドラマ序盤に何度かこの母親は出てきますが、足を若干引きずっていたのが幼少時代のビル崩落事故に父親と共に巻き込まれ、瓦礫の下敷きになった時の後遺症だったということがわかり腑に落ちました!
すっかり歳を取ってしまった我が子を強く抱き締めるシーンは私も号泣。突然訪れた感動の再会。とにかくこの作品は伏線回収が突然すぎて素晴らしい!
最後に知っ得情報!
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最後にあなただけに知っ得情報!
最後のクレジットって最後まで観ますか?
実は8話(最終話)最後に流れるクレジットの先にはさらに続きが……。もしかして続編ある!?と思わせるような終わり方です。
そして観終わったら、もう1周してみてください。
1周目で見落としていたヒント(伏線)がたくさんあるはずなので、「え?これもそうだったんだ!」「気づかなかった!」などより深く楽しめるはずです。
韓国ドラマ『照明店の客人たち』視聴率とあらすじ
視聴率
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ディズニープラスのストリーミング配信のため、視聴率はありません。
あらすじ
どこかもわからない、暗い街をさまよう人々。一部の記憶を無くした彼らがいたのは、”生と死の境目”の世界だった。なぜ彼らはこの場所に辿り着いたのか。そして、元の世界に戻ることはできるのか――。
やがて人々は、彼らの過去、現在、未来の鍵を握る、ある路地裏の照明店へと引き寄せられていく・・・
韓国ドラマ『照明店の客人たち』と合わせてチェックしてほしい韓国ドラマ
韓国ドラマ『もうすぐ死にます』
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就活に失敗した男性が自ら命を絶ったはずが……死神を怒らせて12回人間界に戻って別の人間に憑依して生死を繰り返すという謎のゲームに強制参加させられるファンタジーヒューマンドラマ。
そうなんです、コメディではなくヒューマンドラマなんです!
ドラマスタートから、なんの脈絡もない『賭博黙示録カイジ』みたいな人生ゲームかと思いきや、実は時系列が繋がっているという展開も◎。
そして憑依されるキャストも豪華!
ソン・フン、イ・ジェウク、イ・ドヒョン、キム・ジェウク、オ・ジョンセと出演時間的にはちょい役なのですが、後半飽きずに視聴できるのもポイントです。
韓国ドラマ『サンガプ屋台』
▲Netflixシリーズ『サンガプ屋台』独占配信中
韓国ドラマ「サンガプ屋台」は全12話で一般的な韓国ドラマよりも短い作品です。あの世で運動会したり、ダンス大会があったり……気楽に鑑賞できるコメディドラマです。
人間界で500年かけて10万件の恨みや悩みを解決しているのですが、その恨みや悩みネタが泣けます。
面白いし泣けるので、平均視聴率2.9%は勿体なさすぎる低さだと思います。
ユク・ソンジェ(BTOB)が出演していて、幽霊や死神が出てくるので「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」のスピンオフ感がありますが、製作陣は違います。
また、クィ班長役のチェ・ウォニョンは韓国ドラマ「SKYキャッスル ~上流階級の妻たち~」にも出演しています。
なぜか「サンガプ屋台」でクィ班長が熱弁するシーンで「SKYキャッスル ~上流階級の妻たち~」のメインテーマが流れる演出がウケます。