理想の家族を手に入れた私は……
大手優良企業勤めで高年収・家族に優しい自慢の夫、可愛い息子……誰もが羨む「理想の家庭」を手に入れ幸せに暮らすハルミさん。
ある日、昔からの友人とランチ会をしていると夫の愚痴で話題は持ちきりに。「ゴミ出し頼むだけで偉そうな顔するよね〜」「今日だって久しぶりのランチ会行くためにめっちゃ頼み込んだのよー」など話す友人たちの話をボーッと聞くハルミさん。すると友人の1人が「ハルミのとこは?」と尋ねます。ハルミさんはニッコリ笑い「子育てのストレスたまってるだろうって言ってくれて率先して面倒見てくれるの」とわざとなのか?天然なのかマウント発言を……。周りが羨む中でハルミさんは笑顔で交わします。
すると「ハルミは働かないの?」と尋ねる友人。その発言に「うちの財布は全部私が握ってるの」「だからちょっと贅沢しても全然大丈夫なの」と言います。そして、羨ましがる友人に「でも私はみんなを尊敬しちゃう……」というハルミさん。そして「だってまだ社会で活躍してるんですもの。私はもう無理だなぁー」とまたもマウント発言! 友人たちは声を揃え「……そう?」と腹を立てるのでした。
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誰もが羨む生活を送るハルミさん。わざとなのでしょうか? ハルミさんのマウント発言は引っかかってしまいますよね。昔からの友人の前だからとは言え、発言には気をつけた方が……とハラハラしてしまいます。友人たちが離れてしまったら悲しいですよね。「理想の家庭」を手に入れたとは言え、マウント発言には気をつけたいですね。
音坂ミミコさんの連載は、ブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。