現在、アメリカに在住なのですが、体力と健康は誰よりも自信がありました。しかし初めての妊娠時、検査で妊娠糖尿病が判明し、とてもショックでしばらく落ち込んでしまいました。それでも、何とか妊娠生活を楽しみたいと前向きに血糖値コントロールを頑張ったときのことをお伝えします。
まさか、妊娠糖尿病だなんて…
妊娠7カ月の定期健診で妊娠糖尿病と診断され、「え!? うそでしょ?」とショックで数日の間は暗い気持ちが続きました。その後、私の担当医がすすめてくれた、栄養士が開催する食事管理のクラスを受けることに。 さすが肥満大国アメリカ、クラスには肥満の妊婦さんがたくさんいてビックリ!
そこでは、管理栄養士から毎日4回、血糖値を測るように指示を受けました。初めての妊娠や出産準備だけでも不安だったのに、心の負担が増えたような気がして、ますます落ち込みました。
前向きに食事管理と毎日ウォーキング
食事管理を始めましたが、私の場合は指定されていた量以下の炭水化物を摂っても血糖値がかなり上がってしまい、何を食べたらよいのか分からなくなり…。そんなとき、産科の看護師に「炭水化物以外なら制限せずにしっかり食べたらいいのよ!」とアドバイスを受け、気持ちを切り替えることができたのです。
そこから炭水化物は最低限に抑え、炭水化物以外の食品をたっぷり食べるようにしました。また栄養士にもすすめられたので、体調に合わせてウォーキングを実施することに!
血糖値コントロールと出産を乗り切った!
妊娠8カ月の後半に食事だけでは血糖値が下がらず服薬することになり、これもショックを受けました。しかし、「健康な赤ちゃんを産むため!」と前向きに気持ちを切り替えて生活改善することにしたのです。
診断を受けてから数カ月、食事も運動も気を付けてかなり健康的な生活をしたおかげか、体調もよくて体重が増え過ぎる事もありませんでした。血糖値コントロールも服薬も出産直前まで続け、そして予定日より少し早く元気な女の子を無事に出産することができたのです。
妊娠糖尿病という事実はとてもショックで不安でした。初めての妊娠で慣れないことばかりなのに、心がいっぱいいっぱいになりました。それでも前向きな生活を送りたいと気持ちを切り替えて頑張ったおかげで、診断前の生活よりも健康的な妊娠生活を送ることができたと思います。
著者:仲本まゆこ
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。