下半身がかゆくなるように
出産後しばらくしてから、私はブライダルヘアメイクの仕事に復帰しました。平日はそれほど忙しくないのですが、土日祝日は朝から夜まで動きっぱなし。トイレに行く暇もありません。
そのため、生理の日はトイレにあまり行けないことを想定し、夜用のナプキンを着けるなどそれなりに対策をしながら仕事をしていました。
しかし、経血漏れではなく別の問題が気になりだしました。それは、おまたがかゆくなってしまうこと。仕事中に、かゆみから足をモジモジさせる恥ずかしい姿を同僚に見られ、「大丈夫ですか?」と心配されてしまったこともありました。
かゆくなる原因は?
子どもを産む前は、ナプキンを長時間替えられないときでもかゆくなることはありませんでした。ただ、出産後は肌が敏感になったのか、今まで使っていた化粧品が合わなくなり、下半身のかゆみもそれが原因かもしれないと考えました。
肌質の変化により意識も変えなければと、それ以降、生理中のときはほんの少しでも時間をつくるようにし、これまで以上に積極的にトイレへ行くように。また、医師に相談し、市販のデリケートゾーン用のかゆみ塗り薬も使用。私の場合、これらのことで、生理中のかゆみは軽減しました。
今はブライダルヘアメイクの仕事はしていませんが、こまめにナプキンを替える習慣は続けています。産後の体の変化をきっかけに、改めて生理と向き合った経験でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※産後はホルモンバランスの変化や乱れ、生活リズムの変化などによって、肌が敏感になることがあります。
著者:さとうみく/40代女性・6児の子育て中。ヘアメイクの仕事を経験し、現在は保育関係の仕事をしている。自身の経験を元に、子育てや結婚などの記事を中心に執筆中。
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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