一方、ツキミさんは幼少期から母に容貌を笑われ続け、整形をした過去が。二郎さんは整形を受け入れてくれましたが、ツキミさんは自分に似た顔の子が生まれることが怖くて、子どもがほしいと思えないのです。
ある日、1児の母のA子と3児の母のB美と会ったツキミさん。友人たちは「子どもつくらないの?」「子なしは暇でうらやましい」など無神経な言葉を繰り返します。
そんな言動に我慢できず、自分たちがDINKsであることを打ち明けたツキミさん。するとA子は「貧乏でも不妊でも病気でもないのに、子どもをつくらないなんて幼稚すぎるんじゃない?」と大笑い。B美は「産めない人たちに失礼。産めるのに産まないなんて許せない」と強い言葉で非難してきました。
少しも理解しようとしてくれないことに絶望したツキミさんは、友人たちと縁を切ることを心に決めその場を立ち去りました。
気晴らしのはずが思わぬトラブルに…
大切な友人を失い涙するツキミさん。
二郎さんはそんなツキミさんを抱きしめ、「一緒に乗り越えていきたい」と決意を新たにします。
週末、二郎さんの提案でふたりは気晴らしにペットショップを訪れました。
かわいらしい子猫に心を奪われていると、なんとそこでB美一家に遭遇!
B美はツキミさん夫婦を見て「子どもがいない寂しさをペットで埋めようとすんなよ」と嘲笑います。
ツキミさんは毅然とした態度で否定しますが、この出来事は二郎さんの心に深い傷を残したよう。
帰宅後、二郎さんは部屋に閉じこもり、「ツキミが産んでいればこんなことには……」と一晩中泣くのでした。
「支え合おう」と決意したばかりにも関わらず、ツキミさんを責める二郎さん。自分の心を守るために、ツキミさんに責任を押しつけることが癖になってしまっているようです。
二郎さんの精神状態も心配ですが、つらいのは二郎さんだけではないはず。「自分だけがつらい思いをしている」と思わずに、お互いに支え合っていきたいものですね。
尾持トモさんの連載は、ブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。