私は長男が生後6カ月のときからブログを始め、それから次男の出産も経て10年間、その日にあった長男・次男の成長、できごと、自分の思いをブログに記録してきました。今回はブログに子どもたちの記録を残しておいてよかったと思っている事をお話ししたいと思います。
ブログに残しておいた記録とは?
毎日、その日にあった事、気づいた事を記録していました。大きなできごとだけではなく、首がすわった、寝返りをした、おすわりをしたという成長記録から、「ぶーぶー」と言った、指さしをした、何時間眠った、当時の私の思いや感情などの細かい日常をブログに記録しました。
長男が生まれたばかりのころは生活資金にあまり余裕がなく、家にある物で一生懸命おもちゃを作り、布おむつ育児を頑張っていましたので、そんな日常を写真付きでブログに残しました。
意外と忘れてしまっていた日常のできごと
育児と家事で忙しい毎日を過ごしていると、細かい日常のできごとを日毎に忘れていきました。後々振り返ってブログを読み返すと、記録を残した日のこと、自分の気持ちなどを思い出し、子どもと同時に母親として自分の成長を感じる事ができました。また、次男の育児の方が、考え方に余裕が出てきている様子があとから読むとよくわかりました。
ブログは育児日記として記録を残し始めたのですが、実際に記録がたまっていくと、子どもの成長後にとてもいい思い出になる事がわかりました。
備忘録としても使える過去ブログの記録
ブログを残しておいてよかったと思ったのは、これまでの成長記録を書かなければいけなかったときです。長男が発達障害のため、療育の病院に行くときや、進学のたびに成長記録を書かなければいけません。寝返り、おすわり、ハイハイなど、いつごろできるようになったのか覚えていると思っていたのですが、子どもが大きくなるにつれ、できるようになった月齢を忘れてしまっていたので、ブログを見返して成長記録を記入していました。ブログを始めた当初は、予想もしていなかった使い方でした。
現在、長男は10歳・次男は8歳になりましたが、今でもブログは書き続けています。生まれたときはあんなに小さかった子どもたち。日々の育児や家事に追われるなかで、薄れてしまう記憶。いつでも見る事ができる思い出として、毎日の子どもの成長をブログに記録し続けてきて本当によかったと思っています。
著者:川本 千華
発達障害の長男、兄が大好きな次男を育てる2児の母。元ピアノ講師。自身の経験を活かし音楽・発達障害に関するライターとして活動中。