一方、ツキミさんは幼少期から母に容貌を笑われ続け、整形をした過去が。二郎さんは整形を受け入れてくれましたが、ツキミさんは自分に似た顔の子が生まれることが怖くて、子どもがほしいと思えないのです。
子持ちの友人にも職場の先輩にも強く非難されてしまい悩んでいると、追い打ちをかけるように、二郎さんの母が突然自宅に襲来。勝手に寝室をあさったり、二郎さん夫婦をベビー用品店に連れて行こうとしたりと、無神経な言動を繰り返し追い詰められます。
周囲からのプレッシャーに耐えられない二郎さんは、ツキミさんに「見た目なんて関係ない」と子どもをつくることを迫りますが、容姿へのトラウマを持つツキミさんは断固拒否。「産まないなら、ツキミと結婚しなければよかった」と言われ、離婚が頭をよぎります。
夫をそそのかす家族たち…

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ツキミさんに子どもを産んでほしいけど離婚はしたくないことを父や兄弟に相談する二郎さん。二郎さんの悩みを笑う長男の一郎さんは、世間体のための子どもをつくったようですが、三男のダイさんは「欲しくない人が無理やりつくらなくていい」と寄り添います。
しかし、一郎さんは「子どもを産ませるべきだ!」と二郎さんをそそのかします。
さらに、「ツキミさんも産んでしまったら諦めがつくだろう」と言う父に、二郎さんはハッとした様子。
一郎さんは「産後うつになったのは心が弱いから」と言っていますが、日本産科婦人科学会によると、産後ママの5~10%が産後うつ病になるとされており、原因は育児ストレス以外に赤ちゃんの病気の有無や夫・周囲の協力の程度、家庭環境などさまざま。決して弱さだけが原因ではありません。
二郎さんの父の言葉は、命に対して敬意を払う気持ちが微塵も感じられず、ゾッとしてしまいますね。子どもは世間体のためにもつものではありません。周囲の声に流され、ツキミさんの意思を無視して傷つけるような形での決断は、後悔を生み出してしまいます。
パートナーのトラウマや本心に寄り添い、外野の言葉ではなく「目の前の相手の心の声」を最優先にして2人の答えを出していく姿勢こそが、これからの夫婦関係において何よりも大切ではないでしょうか。
尾持トモさんの連載は、ブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
尾持トモ