韓国ドラマ『ジョンニョン: スター誕生』( 정년이 )あらすじ
ⓒ 2024 STUDIO DRAGON CORPORATION & CJ ENM Co., Ltd.
1965年、木浦(モッポ)。貧しく教育も受けられないが、声には天性のものを持つ少女ユン・ジョンニョン。
貝をとり魚を売って日々をつなぐ暮らしの中で、ジョンニョンの夢は大金を稼ぐこと。
いつものように市場で客引きのために歌っていると、ソウルから来ていた当代きっての国劇スターのムン・オッキョンと出会う。
オッキョンを介して生まれて初めて国劇なるものに触れたジョンニョンは、想像を超えた世界に衝撃と戦慄を覚える。歌謡の道に反対する母を押し切り、どうにかソウルの梅蘭(メラン)国劇団に入団したジョンニョン。
目標はただ1つ、ムン・オッキョンの跡を継ぐ最高の国劇俳優になること。
のど自慢のジョンニョンだったが、エリート研究生のホ・ヨンソの優れた実力に緊張が走る。
ジョンニョンがずば抜けた才能で一気にヨンソと肩を並べるダークホースと目され始めた時、困難が訪れる。最高の国劇俳優を目指す競争と友情、そして輝かしい成長の物語。
韓国ドラマ『ジョンニョン: スター誕生』キャスト
キム・テリ、シン・イェウン、ラ・ミラン、チョン・ウンチェ、キム・ユネ、ウ・ダビ
ユン・ジョンニョン(演:キム・テリ)
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母と姉の3人暮らしで天才的な歌声も持つ。 梅蘭国劇の男役スターオッキョンに才能を見込まれ、国劇俳優を目指すことに。
ムン・オッキョン(演:チョン・ウンチェ)
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梅蘭国劇の男役スター。
自分以外のスターが誕生しない日々の中、ユン・ジョンニョンを偶然見かけ、次のスターに育てようと決心する。
ホ・ヨンソ(演:シン・イェウン)
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ユン・ジョンニョンの同期でライバル。 姉は有名なソプラノ歌手など、裕福な家庭で育ち、歌と踊りの才能を持つ。
カン・ソボク(演:ラ・ミラン)
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梅蘭(メラン)国劇団団長。
実はユン・ジョンニョンの母親と知り合いらしい。
韓国ドラマ『ジョンニョン: スター誕生』ネタバレ注意な見どころ
スタジオドラゴン制作ということで絶大なる期待!
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韓国ドラマ「ジョンニョン:スター誕生」は、元々はWEB漫画が原作で、「トッケビ」「ヴィンチェンツォ」「愛の不時着」など、日本に再び韓ドラブームを巻き起こしたスタジオドラゴンが手がけた最作品です。
私の中でスタジオドラゴンが制作するものはハズレなしだと思っているので、今回も視聴する前から絶対に面白いと確信していました。
しかもキム・テリといえば「二十五、二十一」や「ミスター・サンシャイン」!
こちらもなんとスタジオドラゴン制作なんです!
このタッグって絶対いい作品に違いないでしょ(笑)!!
度肝を抜かれる歌唱力に痺れる!
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日本の宝塚歌劇団的存在の「梅蘭国劇団」が舞台ということで、歌うシーンがかなり多いこの作品。
当然口パクかと思いきや、ネットでいろいろ制作現場の裏側秘話をググってみたところ……全て本人歌唱というから驚きです!
なんでも2021年から3年間かけて演技はもちろん、歌唱、舞踊、田舎訛りの話し方まで完璧にマスターし役作りをしたというから、この作品に対しての意気込みを感じますね。
国劇中歌を歌うわけだから、かなり難しかったと思うけど観る人を釘付けにする本格的な歌唱に鳥肌立ちっぱなしでした。
隠れた名役者!ジョンニョンのオンニ(姉)
この作品に出てくるキャラクターはどれも個性的で好きなのですが、私が個人的に好きだったのが、ジョンニョンのオンニ、ユン・ジョンジャ(演:オ・ギョンファ)。
ぶっちゃけ誰!?ですよね…汗
出演作品は少ないようですが、有名どころでは「無人島のディーバ(Netflix)」「ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-(Netflix)」などに出演されていました。
「無人島のディーバ」の制作会社はスタジオドラゴンです。
ずっと妹のことを応援していて自分の幸せよりも才能のある妹の夢を優先するめっちゃ素敵なお姉さん。
ジョンニョンを光輝く別世界に解き放ってくれたのは、何を隠そうこの姉なんです!
ジョンニョンの一番の理解者であり立役者!彼女の幸せを祈らずにはいられませんでした。
オッキョンの設定が少し雑だったのだけが残念
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そしてひとつだけ、残念だったことが……。
それは超絶イケメンの男役オッキョンの設定。
ジョンニョンの才能を見出してくれたオッキョンですが、実力もないのにジョンニョンがコネで入ったという噂を払拭するためか、あまり関与してこない……。
全12話しかないから仕方ないのかもしれないですが、作品の中では重要な役だったと思うので、もう少し彼女の背景を描いてほしかったですね。
全12話あっという間に完走!感動!再視聴確定!
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とはいえ、久しぶりに心からスカッとして感動する名作に出逢えました!
物語の半分ぐらいは舞台のシーンなので、ドラマなのを忘れて本当に国劇を鑑賞しているような感覚にも浸れる「ジョンニョン:スター誕生」。
笑って泣けて勇気をもらえる素晴らしい作品でした!ありがとう梅蘭国劇団!また視聴したいドラマです!
韓国ドラマ『ジョンニョン: スター誕生』視聴率(ニールセン・コリア全国)
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韓国ドラマ『ジョンニョン: スター誕生』全12話の平均視聴率は11.319%。
最高視聴率は最終回(第12幕)16.458%でした。
最高視聴率は16.458%は、tvN放送の中で「涙の女王」「愛の不時着」「応答せよ1988」「トッケビ」「ミスター・サンシャイン」「哲仁王后〜俺がクイーン!? 」「イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜」「シュルプ(16.8%)」に次ぐ歴代9位という高視聴率を記録しています。
ちなみに、歴代10位は「ヴィンチェンツォ(14.6%)」です(2025年4月16日時点)。
「涙の女王」や「ヴィンチェンツォ」もスタジオドラゴン企画で制作に関わっています。
韓国ドラマ『ジョンニョン: スター誕生』と合わせてチェックしてほしい韓国ドラマ
韓国ドラマ『おつかれさま』
韓国ドラマ『ジョンニョン: スター誕生』とキャストも少しかぶっているし、時代設定も似ています。
IUとパク・ボゴム主演の韓国ドラマ。
時代設定はNHKの朝ドラ感がとても強いですが、鉄板すぎるほどの家族を描いたヒューマンドラマで涙腺崩壊させる要素がてんこ盛りです!
全16話で家系3世代を描く韓国ドラマはなかなかないストーリーなので見ごたえがあります。子をもつ親ならきっと、「子供たちに見てもらって親を尊敬してほしい……」と願うはず!?
1つ残念な点を挙げるとしたら、パク・ボゴムの存在感が韓国ドラマ『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』みたいなキャラと似ていたので、もうちょっとセリフや出番欲しかったかも。