ひとりで満腹になる夫…
夫の誕生日にオーダーバイキングの焼肉店に家族で出かけたときのことです。久しぶりの外食をとても楽しみにしていたのですが、子ども2人を連れての焼肉はかなりハード。夫が焼いたお肉を子どもに取り分けたり、テーブルの上を片づけたりと、私は対応に追われていました。頼んだ肉は次々と運ばれてきましたが、私はほとんど手をつけることができず……。その間にも夫がどんどん焼いては食べていきました。
ようやく子どもたちの食事が落ち着いたので、私も少し食べようと思い再度注文。そのとき夫が「まだ注文するの? よく食べるね」と笑いながら言ったのです。予想外なことを言われて「は? 私まだ全然食べていないの。気づいてないの?」と私はにらみながら夫に言います。すると「そうなの? ずっと焼くのが忙しかったから見てなかったよ。お互いさまだな」と悪気ない様子。さらに息子が「トイレに行きたい」と言うと、夫は「おなかいっぱいで動けないよ。ママに連れて行ってもらってね」と一蹴。続く自分勝手なふるまいに私が言い返そうとしたときです。「パパずっと食べてたもんね。おなかいっぱいなら歩こうよ! 運動しないとパパがブタさんみたいになっちゃう!」と息子が大声で言いました。店員さんや他のお客さんの視線が集まった途端、夫は赤面。焦りながら立ち上がって息子をトイレに連れて行きました。
その後はトイレから戻ってきた夫が「さっきはごめん、俺ばっかり食べてたよな」と思い返してくれたようで、子どもたちの面倒を見てくれるようになり、私はようやく落ち着いて食事を楽しむことができたのでした。
今回のことを通じて夫も私の大変さを理解したようで、次回はもっと協力すると約束してくれました。また、私も状況や自分の思いをきちんと相手に伝えることが大切だと実感。育児中は物事がスムーズに行かないことも多いですが、パートナーの気持ちを理解して協力しあえば、よりよい家族の時間を過ごせるのだと学んだ出来事でした。
著者:安藤由美香/30代・ライター。おおらかな10歳の息子と完璧主義の6歳の娘を育てる母。アクティブな夫と黒柴わんこと共に、にぎやかな日々を過ごしている。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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