ワフウフさん姉妹は、以前からあーちゃんのことを地域包括支援センターの担当者に相談していました。しかし、あーちゃんにとって一番良いプランを考えると言われたきり、2カ月も放置されている状態でした。この間にも認知症はどんどん進行していて、離れて暮らしながらの介護に限界を感じ始めていたこともあり、ワフウフさん姉妹は自分たちであーちゃんの施設入居に向けて動き出しました。
いよいよ施設を見学!
施設について考えたのは、意地でもあーちゃんの財産をもらおうとしている父との攻防戦に疲れたという理由もあります……。
先日、ついに私たちはあーちゃんが通っている認知症の病院について、父にメールで知らせました。……しかし、そのメールを父が見たのは数日後のこと。こういうイレギュラーなことが起こると、いちいち疑心暗鬼になるのも疲れてしまったのです。
父は、何度もこんなふうに言ってきますが……。
その答えはシンプルに「嫌いだから」。いらないことばかりして仕切りたがるのは、本当に勘弁してほしいです……。
高齢者住宅紹介所から紹介されたのは、Aホームという老人ホームと、B住宅という高齢者向け住宅。老人ホームは、あーちゃんより年齢や要介護度が高い人が多いようで、あーちゃんがショックを受けるかもしれないと思ったのですが……。
思っていた以上に雰囲気は明るく、介護士さんの目が行き届いている感じでした。
この老人ホームは、姉の家からもかなり近いため、悩みに悩んで仮押さえをしてもらうことにしました。
施設について考え出した理由はいろいろとありますが、もちろん父のこともその1つ。父が何をしてくるのかと身構え、どう防ぐかを考え続ける毎日が嫌になってきました。そして、物理的に距離を置くのが父からあーちゃんを守る方法だという結論にいたったのです。父とはもう本当に関わりたくないというのが本音……。
私たちが高齢者住宅紹介所から紹介してもらったのは、Aホームという老人ホームとB住宅というサービス付き高齢者向け住宅。入居金の有無が異なるだけで、月額料金はどちらも大して変わりません。さっそく、Aホームから見学に行かせてもらいました。
Aホームは、思っていた以上に介護士さんの数が多く、全体的に目が行き届いている感じです。介護士さんも入居者さんも明るく過ごしていたのが印象的でした。姉・なーにゃんの家からも近く、かなりいい感じ。B住宅を見てみないと決められないですが、悩んだ末、1室だけあった空室を仮押さえさせてもらいました。
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いよいよ施設の見学が始まりましたね。老人ホームと高齢者住宅、それぞれに特長があると思うので悩むかもしれませんが、あーちゃんが心穏やかに過ごせる場所が早く決まるといいですね。
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