レシピ通りに作ったのにどうして…!?
わが家は家事を分担していて、夫は普段から洗濯や食器洗いなどをしてくれています。料理は私が担当することが多いのですが、ある休日「今日の夕食、何にしようかな」とつぶやいた私に、夫が「今日は俺が作るよ! 何がいい?」とうれしい提案をしてくれました。夫は「レシピがあるものなら作れる」と言うので、しょうが焼きをお願いすることに。
少し時間はかかりながらも、買い物に行くところから調理まで、すべて夫が担当してくれました。「できたよ!」と声をかけられ、子どもたちと一緒にダイニングへ行くと……、そこには驚くほど大量のしょうが焼きが!
当時、私たち夫婦と12歳の娘と2歳の息子の4人家族だったのですが、思わず「量、多くない!?」と声に出して言ってしまうほどのボリューム感だったのです。
夫が申し訳なさそうに、こう説明してくれました。
「レシピ通りに作ったんだよ? 作ったんだけど……俺、ネットに載ってるレシピって1人分の量だと思ってたんだ。でも、作ってる途中で自分でも多いなと気づいて確認したら……、3人分の量だったんだよね。もう肉を全部焼いちゃってたから後戻りできなくて」。
そう、夫は3人分のレシピを1人分だと勘違いし、それを4人分……つまり、3×4=12人分のしょうが焼きを作ってしまっていたのです。
私が「買い物の段階でお肉の量が多いって気づかなかったの?」と聞くと、夫は「ちょっと多い気はしたけど、肉って焼いたら縮むって言うから……」とぽつり。
さすがに12人分は食べきれなかったので、残った分は冷凍して、後日食べることにしたのでした。
大量のしょうが焼きにびっくりしましたが、味はとてもおいしく、後片付けも夫が担当してくれたので、感謝の気持ちでいっぱいでした。何より、しょうが焼きが大好きな娘は「お肉がたくさん」と喜んでいたのでよかったです。この出来事があって以来、夫は料理をするとき、まず「レシピは何人分か」をしっかり確認するようになりました。
著者:吉川 みきな/30代女性。平成20年生まれ、令和7年生まれの女の子と、平成30年生まれ、令和4年生まれの男の子の4児を育てている母。長女を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
※AI生成画像を使用しています