妊娠30週で帝王切開…赤ちゃんはどうなる!?【助産師に相談】

2019/01/12 19:00
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気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は妊娠30週で帝王切開予定のママからのご相談です。
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「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は妊娠30週で帝王切開予定のママからのご相談です。

 

Q. 妊娠30週で帝王切開した場合、赤ちゃんは!?

妊娠30週、赤ちゃんの推定体重が1,200g程度です。現在入院中で、近々帝王切開になる可能性が高いと医師より説明がありました。

 

妊娠30週で帝王切開した場合、新生児の障害としてどのようなものが出ることが考えられますか? 胎児の呼吸器が成熟していないことは把握しており、ステロイドは2日打っています。

 

高杉絵里助産師からの回答

早産でのご出産、また手術となると不安は大きいですよね。


妊娠30週で生まれた赤ちゃんに関してですが、質問者さんがご心配されているように肺の機能がまだ未熟です。肺が成熟するのは一般的に在胎32~34週だといわれています。なので、生まれたら呼吸を助ける治療がされると思います。いわゆる、呼吸器を装着することになりますが、呼吸器の種類もさまざまで、赤ちゃんの状態によって気道に管を入れて常に呼吸を助ける機械をつけたり、赤ちゃんの自立呼吸を助けるものまで程度はさまざまです。赤ちゃんが生まれたときの状況、日々の状況により変わってくるので、そのときにベストなケアをしてくれ、説明してくれますのでご安心くださいね。

 

また、在胎34週以降から吸啜と嚥下(吸って飲み込むという動き)が一緒にできるようになりますので、お口からミルクが飲めるようになるのはそのころからです。それまでは、鼻やお口から胃までチューブを挿入して母乳やミルクを注入します。そして、全体的に未熟なので、赤ちゃんが負担なく過ごせるように保育器の中で温度や湿度管理などされたり、必要な栄養や感染を起こさないように抗生剤を点滴します。

 

障害のリスクとして、呼吸障害や感染などがあり、大きな障害が残ることはあまり考えにくいですが、お子さんの生まれたときの状況や合併症の有無によって異なってくるので、ご出産前に主治医やNICUの先生のお話を聞かれると安心できると思います。
ご心配なことが多く、ご不安なお時間を過ごされていると思います。主治医や担当の助産師さんに術後のことやお子さんのことなど事前にお話を聞けるといいなと思いますので、ぜひ、スタッフにお声かけくださいね。

 


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

 

在胎30週で生まれたら赤ちゃんはどうなる?

早産で生まれてくる赤ちゃんは、在胎週数によっても状態が異なります。

 

在胎28週

在胎28週の赤ちゃんの体重は、1,000g前後になります。28週を過ぎてくると、呼吸に必要な物質「肺サーファクタント」が増えてきますが、まだまだ人工呼吸器のお手伝いが必要なケースが多いです。引き続き、それ以前に生まれた赤ちゃん同様に厳重な管理が必要になります。

 

在胎32週

在胎32週になると赤ちゃんの体重も約1,500g前後となり、合併症のリスクも減ってきます。呼吸に必要な「肺サーファクタント」もどんどん作られてきているため、人工呼吸器のお手伝いが必要な赤ちゃんも減ってきます。

 

しかし、呼吸中枢がまだ未熟なため、呼吸をお休みしてしまう赤ちゃんも。呼吸状態が不安定な場合は、保育器内に酸素を流して、呼吸しやすい環境をつくっていきます。ママが面会中、赤ちゃんが呼吸をお休みしてしまう場面もあって、びっくりされることが多いですが、これも成長とともになくなっていきます。

 

在胎35週

もうすぐ10カ月に入る在胎35週の赤ちゃんの体重は2,000g前後。呼吸に必要な「肺サーファクタント」も十分な量になり、呼吸状態も落ち着いてきます。

 

私が働いていた病院では、35週以降で出産する場合、とくに問題がない場合は自然分娩の方針がとられていました。生まれてきた赤ちゃんの状態によっては、産婦人科病棟で経過を見ることも。しかし、まだまだお熱のコントロールがうまくできなかったり、低血糖になったりと注意が必要で、最初は産婦人科病棟で経過を見ていたけれど、やはりNICUへ……というケースも。

 

このように赤ちゃんの成長・発達段階の節目となる在胎週数があります。”〇週だからこう!”というわけではなく、在胎週数が浅くても、比較的元気な赤ちゃんもいますし、その逆もあります。あくまでも目安ですが、参考にしていただければと思います。


※参考:ニュース(医療)「予定日はまだ先…今赤ちゃんが生まれたらどうなる?【後編】」【監修者:助産師 REIKO】

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