「出棺から参列できる!?」コロナ禍、葬儀会社と援護課にまたも感謝 #預金資産ゼロの父が倒れた話 190
「預金資産ゼロの父が倒れた話」第190話。2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。
エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。
介護施設に入所後、医師からもう回復は望めないと言われ、お父さんは要介護度は4に。続けて「自然な最期を施設で迎える」形で良いかと確認されたエェコさん。脳裏に浮かんだのは、「自然に死なせて」というお父さんの言葉でした。新型コロナ対策で面会謝絶が続く中、お父さんは食事もとれなくなり、「覚悟が必要」とのこと。3カ月ぶりの面会でお父さんはさらに痩せて起き上がれないにもかかわらず、「大丈夫か、ここの金は……」とボソリ。以前は「心配なら貯金しておいて」とイラつかされたあの言葉が、今は愛おしく感じます。「大丈夫、私がやっている」「お前に任せていたら安心だ……」これが最後の会話となりました。1週間後、お父さんが発熱し血圧測定不能に。数日が過ぎ、ついに深夜に訃報が到着。覚悟していたからか涙も出ずに翌朝になり、葬儀屋が来る時間に病院へ。遺体が横たわる病室で、エェコさんの脳裏には恐怖の対象であるひどい父親像がよみがえりました。しかし、つらい思い出より楽しい記憶があふれ出て、「ずるいなぁ」とボロ泣きしてしまいます。その後、葬儀屋が遺体を斎場まで搬送するのに同行。火葬は3週間後になるそうで、予想外の待ち時間に驚くも、安置室に孫たちも入れると判明。子どもたちに伝えると、「亡くなった」ことは理解した様子。しかし、変わり果てた姿にビックリしてしまうかも……。この機会が最後だと覚悟を決めたのでした。
入院中、孫に会いたがっていたお父さん。生きているうちに実現できなくてごめんね。エェコさんは、子どもたちの前でもあふれる涙を止められませんでした。
火葬の日程が決まり…







※菩提寺(ぼだいじ)…先祖代々の墓がある寺院や、その寺院に仏事全般を依頼する寺院

最もお金のかからない直葬コース(通夜や告別式などの宗教儀式や大勢の参列者を招くことなく、ごく少人数の家族や親しい人のみで、故人を直接火葬場に送り火葬だけをおこなうシンプルな葬儀スタイル)を選んでいた私。しかし、葬儀会社&援護課の計らいなのか、出棺から家族で見送ることが可能なのだとか! これには大感謝です。
その葬儀までの間に、位牌と仏壇を用意しようと決心。というのも、父の実家の引き払い時に仏壇は処分し、母の位牌と遺影だけを回収していたからでした。
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葬儀まで3週間。出棺からお見送りできるようでよかったですね。一方で、現実的な問題は仏壇。スペースに余裕がないと、大きな仏壇を置くわけにはいきません。これもまた、見逃しがちな遺族の悩みの種の1つですよね。
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