うつうつとしながら出勤したかれんは、3~4時間目に空きコマがあると知り、ウキウキ。しかし、その時間は体育館で説明会の準備をする時間だったことが判明。聞いてなかったかれんは仲間外れにされたと思い、笹野先輩に「私だけ連絡がなくて」というと、先輩は「私が言ったの。音無先生には連絡しないでって」と言ったのです。
信頼していた笹野先輩。敵?それとも味方?
「連絡しないでって私が言ったの」という笹野先輩の言葉に、一瞬、先輩がいじわるでかれんに連絡をいれなかったのかと、疑ってしまったかれん。しかし、そうではなく、力仕事でもつい頑張ってしまうかれんを心配してのことで、先輩のやさしさであり、のけものにされたわけじゃないことを知りました。
ホッとするかれんでしたが、先輩は「弱気になったらマタハラの思うツボよ」と警告。そこへ現れた副学長は、かれんに回覧が回さないようにしているのは笹野先輩の提案であることをかれんに伝えたのです。再びショックを受けたかれんは、先輩に疑いを持ってしまいました。
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不安だったり、自分のしていることに自信がなかったりすると、ちょっとしたことでも疑って、疑心暗鬼になってしまいますよね。先輩のやさしさからの行動も、かれんにとっては「もしかして…」と疑ってしまうことになりました。よかれと思ってしたことも、本人にきちんと経緯を説明しておかないと、疑われることになりかねませんね。