舞台は、とある私立学校。1人の女性教師の妊娠が判明したところから始まります。
素敵なマタニティライフが始まるはずだったのに…
教師である音無かれんは妊娠が判明し、つわりの真っ只中。まだ妊娠初期で周囲にもあまり伝えておらず、トイレでこっそりと吐いていました。体調がすぐれない中、教室へ戻ろうとすると、かれんにぶつかり「ちょっと妊婦様!?何様なの!?」と声をかけてきた人物が。それは、数日前には「うちの学校は産休・育休に手厚く、女性にやさしい職場をめざしている」と話していた、副学長だったのです。
外にはいい顔をしつつ、内には厳しく当たる管理職。しかも「女性の働きやすさは職場の雰囲気で変わる」なんて、あるべき状況をちゃんと理解しているにもかかわらず、実際にはその真逆のことをしている様子…。これでは、部下は安心して働くことはできませんね。管理職には、みんなの働きやすい環境をつくることも大事な職務にしてほしいものです。