物語のスタートは、今から約40年前の昭和の終わりのころ。三郎という男性と職場で出会い、結婚を決めたミツコという女性のお話です。
幸せな結婚生活に、影が差した理由は…
三郎と出会い、結婚をしたミツコ。しかし、まさかのひもじい思いをし、心も体も疲弊しています。その原因は夫ではなく、ある女性。ミツコがその女性と初めて出会ったのは、ミツコが婚約し、初めて三郎の実家を訪れたとき。そう、彼女は三郎の兄、一郎の妻であるレイコ。彼女は弟嫁をこき使うイジワルな長男の嫁だったのですが、このときのミツコはその正体にまだ気づいていませんでした。
---
結婚すると、相手だけでなく、相手の家族や親類とも付き合いが始まります。結婚相手については交際中によくよく考えて決めたとしても、相手の家族や親類の素性や性格については、結婚してからではないとわからないことが多いです。関係性や家庭の事情にもよりますが、自分や自分の家族に害が及ぶような人とは、なるべく距離を置いて過ごしたいと思ってしまいますね。