「請求書にらんでたって減るわけじゃないんだから」
請求書を前に深いため息をつく義姉・キリコ。夫がお茶を淹れてくれ、夜勤を増やすから分割で支払おうと提案しますが、意地っ張りなキリコは自分の母親ことだから自分でなんとかすると断ります。
そこへ義母が「お墓はどうするの?」とやってきて請求書の存在を知ると、自分の貯金と保険金を使っていいと言い出します。これで支払いを済ませ、自分たちのお墓の敷地内にキリコ母のお墓を建ててあげようと提案してくれ…。
「お義母さん…」義母の優しさに号泣するキリコ。そして数日後…
義母の生命保険を解約し、支払いを済ませるキリコさん。保険会社に勤務する友人に「いいお姑さんだね」と称えられ、キリコさんも義母の優しさを素直に受け入れられるようになった様子。そこから邪険に扱っていた義母への態度が一変し、義母の部屋を1階に移動させたり、家事を率先して担当したりするように。キリコの義妹・ミカたちも驚いています。
時には厳しいことを言われ、口うるさく思っていた時期もあったようですが、全てはキリコさんへの見返りを求めない無償の愛だったのですね。お義母さんの優しさと思いやりに、キリコさんの心は深く染み渡っていったようです。相手を思い、寄り添うことの大切さを改めて感じますね。