強烈なニオイに困惑!
小学4年生の息子が選手に選ばれ、市内の陸上大会に出場することになりました。明日を本番に控え、息子のテンションも最高潮。「学校からユニフォームをもらってきた!」と、うれしそうに教えてくれました。「ユニフォーム、一度着てみたら?」と私が言うと、息子も「うん! 着てみるね」と玄関に消えていきました。
しばらくして、玄関からキツい香水のような、バニラのような強いにおいが広がりました。息子はユニフォームを着て出てきましたが、鼻をつまんで顔をしかめています。
おそらく柔軟剤の香りだとは思いますが、私にとっては強烈な香水のにおいのように感じました。
慌てて洗濯したけれど…
ユニフォームは学校で共有しているもので、使い終わったら洗濯して学校に返却するというルールになっています。密閉された袋を開けた途端に充満した、ものすごいにおい……。
きっと息子の前に使用した人が、強い香り付きの柔軟剤で洗濯したのでしょう。ユニフォームを着た息子がそこにいるだけで、私の鼻はもげそうになりました。
息子もにおいに耐えられず、「臭すぎて明日着られないよ!」と泣きそうに。私も、これを着て走るのはさすがにつらいだろうと思い、とにかく洗ってにおいを消そうと、洗濯をしてみました。脱水後、においを確認してもまだ臭かったので、2回目の洗濯をして、やっとかすかに漂うくらいのレベルに落ち着いたのでした。
次の日、息子は「まだ臭い」と言いつつ本番を迎えましたが、試合前のウォーミングアップ中に周りの選手からは「何かいいにおいがする」と声をかけられたそうです。
おそらく、わが家の前に使用した人は良かれと思って柔軟剤を使ってくれたのだと思います。しかし、香りについては人によって好みが分かれるものなのだと改めて感じました。
小学校ではユニフォームや給食着など、みんなで使う服が多くあります。今回の出来事をきっかけに、共有物を扱う際は次に使う人のことを考えて、柔軟剤の香りを控えめにしたり、無香料の洗剤を選んだりといった配慮が大切だと感じました。誰もが気持ちよく使えるように心がけていきたいと思います。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)