先に乗っていた子が降りず、困っていると…
女の子の番が終わり、いよいよ息子の番になったのですが、その子がなかなか降りようとしません。お母さんとおばあさんがやさしく声をかけていましたが、女の子は激しく泣き叫んで抵抗。息子は「まだかな?」という表情で、早く乗りたいと私を見つめていました。
それでも女の子は頑なに降りず、とうとう息子も我慢しきれず、空いていたもうひとつの場所に座りました。するとそのとき、女の子のおばあさんが突然お金を投入! 予想外のかたちで、息子と女の子の“相乗り”が始まりました。1回100円の乗り物だったので、せめて半分の50円をお渡ししようと思ったのですが、あいにく手元に50円玉がなく……。おばあさんからも「いいからいいから、気にしないで」と笑顔で断られてしまいました。親切に感謝しつつも、どこかモヤモヤした気持ちが残りました。
その後、乗り物が止まると女の子はまたグズり、次に順番を待っていた子ともおばあさんのお金で相乗り。息子はちゃんと順番を守って待っていたので、「えらかったね」としっかり褒めましたが、やはりどこかすっきりしませんでした。
もちろん、お金で物事が解決することもあるかもしれません。でも、「順番を守る」や「人の気持ちを考える」といったマナーを子どものころから伝えていくことも大切なのでは? と感じた出来事でした。
◇ ◇ ◇
子どもの年齢にもよりますが、“譲る”と“待つ”は成長していくなかで伝えていきたいところ。できたときは、しっかりと言葉にして褒めることで子どもの安心や自信にも繋がりますよね。難しいときもありますが、できた瞬間を見逃さずに声かけをしていきたいですね。
著者:佐藤みさき/30代 女性・会社員。4歳と1歳の兄弟を育てるワーママ。趣味はガーデニング。
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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