今回は、2025年4月に生まれた女の子3,473名の名前をもとに、今人気の「こ止めネーム」をランキング形式で紹介します。
1位 りこ
今一番人気の「こ止めネーム」は「りこ」。2023年の年間よみランキングでは22位、2024年は24位と、安定した人気を誇ります。
名付けでは「莉子」「莉瑚」「莉心」などが多く見られました。夏に白く可憐な花を咲かせる「茉莉花(ジャスミン)」を表す漢字「莉」を用いた名前が人気です。「りこ」というよみは、その響きの愛らしさと、ラ行始まりの今っぽさ、そして清楚でやさしいイメージが人気の理由かもしれません。
2位 にこ
2位にランクインしたのは「にこ」。2023年の年間ランキングでは73位、2024年は67位でした。
名付けでは「虹心」や「仁湖」、ひらがなで「にこ」などが選ばれています。「虹」は、雨上がりに現れる光の橋のような存在です。「希望」や「未来への架け橋」といった前向きな願いが込められているようです。「にこにこ」と笑顔を連想させるような愛らしい音のイメージも人気の理由のようです。
3位 きこ
3位は「きこ」。4月の名付けでは「希心」「葵子」などが人気。
「希」は「希望」や「稀少(きしょう)」の意味もあり、「特別な存在になってほしい」といった願いが込められているようです。「葵子」の「葵」は太陽に向かって咲く力強い花を指します。「子」を止め字として添えることで、上品で古風な雰囲気も感じられます。
4位 なこ
4位にランクインしたのは「なこ」。「菜心」「菜瑚」などの漢字で名付けられていました。
「菜」は春に見頃を迎える菜の花を連想させ、生命力や明るさを感じさせます。「心」は内面の豊かさを、「瑚」は美しい珊瑚を表し、自然の恵みや美しさを感じる漢字の組み合わせが人気でした。
5位 あこ
5位にランクインしたのは「あこ」。名付けでは「彩瑚」が人気。「彩」は色とりどりの豊かさや美しさを表します。響きがやさしく、春の華やかな季節にぴったりの明るくあたたかな印象を持つ名前です。
6位 ここ
6位は「ここ」でした。名付けで人気だったのは「瑚子」。優雅で清らかな印象があり、ナチュラルな響きの中に芯のある美しさを感じる名前です。
7位 まこ
7位にランクインしたのは「まこ」。人気だった「茉子」という名前は、落ち着いた品のある印象の名前です。「茉莉花(ジャスミン)」に用いられる「茉」により、春のやわらかで香り立つ季節感とよく合う名前です。
8位 わこ
8位は「わこ」。「和瑚」や「羽恋」といった漢字がよく用いられています。
「和」は平和や調和を表します。「羽恋」という名前は自由や愛を感じさせ、個性を大切にしたいという思いが感じられるような名前です。「わこ」というよみはどことなく和風な響きを感じさせます。
9位 ひなこ ※同率
「ひなこ」は9位にランクイン。「日奈子」などの漢字が使われており、「日」は太陽のようなあたたかさや輝きを、「奈」はやわらかさや穏やかさを、「子」は伝統的で気品のある響きを持ちます。
「周囲を明るく照らす存在に育ってほしい」「のびのびと、やさしさを持って生きてほしい」といった願いが込められているのかもしれません。
9位 さくらこ ※同率
同じく9位にランクインしたのは「さくらこ」です。名付けでは「桜子」が人気です。「桜」は4月を代表する春の花。美しさや親しみ、希望、新しい始まりを象徴します。「子」を止め字に加えることで、古風で上品な印象に。春生まれの名にぴったりの季節感あふれる名前です。
▼2025年4月の「こ止めネーム」ランキングでは、「りこ」や「にこ」など短く呼びやすい二音の名前「二音ネーム」が8つもランクインしていました。令和の今では響きがかわいい二音の名前が人気を集めています。
また、「こ」という響きには、従来の「子」だけでなく「心」や「瑚」など、現代的な印象を持つ漢字の使用も増えています。春らしい漢字を用いた「菜心」や「桜子」など、季節を感じさせる名前も多く見られました。
「こ止めネーム」は伝統的で古風さを活かしつつ、響きや漢字で今っぽさや個性を取り入れた名前がトレンドとなっています。これから赤ちゃんのお名前を考える方は、ぜひ参考になさってくださいね。
photo:@tenubaby2023さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年4月1日(火)〜2025年4月25日(金)
回答件数:3,473件(女の子)