くろねこ ユウナさんの言動にショックを受けたイオリさんですが、一方でユウナさんは自分自身の気持ちの変化に度々苦しんでいるようです。
前までこんな風に思わなかったのに…
高校の同級生であるレンタさんと飲みに出かけたイオリさん。
「相変わらず奥さんと仲良くやってる？」とレンタさんに問われ、気まずそうに話しだします。
一方、最近母乳をあげることに不快感を覚えるようになったユウナさんは、自宅でツムギちゃんの寝かしつけに苦戦しています。
「母としても妻としてもダメだ」「病気なのかもしれない……」と自身を責め、泣き叫ぶツムギちゃんを抱きしめながら謝り続けるのでした……。
産後の変化に戸惑い、イオリさんとの関係もうまくいかないなかで、ひとり思いつめるユウナさん。自身を責めるユウナさんの涙に心が痛みますね。
今ユウナさんが感じている不快感は、自身の意思とは関係なく発生しているものであり、決して性格や愛情の欠如によるものではありません。赤ちゃんに母乳を吸われたときに、気持ち悪さや不快感を覚える女性が一定数いることは知られており、これは「不快性射乳反射（D-MER）」と呼ばれる症状です。
射乳反射に伴うホルモンバランスの変化、特にドーパミンの急激な低下によって引き起こされるとも言われていますが、はっきりとした原因はまだ明らかになっていません。
まず、つらさを軽減するための対処法として、母乳をあげる際に、気の置けない人と会話をしたり、好きな音楽や動画を流したりするなど、気を紛らわせる工夫を試してみるのもよいでしょう。会話については、胸元を見られることが気になる場合、ケープで隠したり、電話で話したりと、無理のない方法で取り入れてみてください。
それでも不快感が続くようであれば、ひとりで抱え込まずに、産婦人科などの専門機関に相談してみてくださいね。それでも不快感が続くようであれば、ひとりで抱え込まずに、産婦人科などの専門機関に相談してみてくださいね。
ユウナさんには、どうか自分を責めることなく、まずは心と体をゆっくり休めることを大切にしてほしいと願っています。
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