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「他人は帰れ」結納への出席を拒まれた私。義母の言う通りにしたら30分後「あなたがいないと困る!」

私と夫は結婚して1年半。夫とは仕事の関係で出会い結婚後も仲が良かったのですが、最近、モヤッとすることが増えてきました。原因は、近所に住む義母と義妹で……。

母と妹にお金を渡す夫

結婚して1年半が過ぎ、私は夫の態度に不満を持つようになりました。それは義母と義妹・A子のこと。夫はしばしばお金をせびってくる2人の頼みを受け入れ、私が苦言を呈すると笑ってごまかすのです。

 

最初は「家族思いなのはいいこと」と思って許していたのですが、私たち2人の将来のことを考えると、なるべく貯金は増やしていきたいところ。

 

「最近、お金を渡すことが多すぎない? うちだってそんなにお金に余裕があるわけじゃないでしょ!」

 

「お前は冷たい鬼嫁だな。俺よりお前のほうが稼いでいるんだから、これからはお前も2人にお小遣いをあげるべきだよな」

 

夫は私のことより母親と妹を大切にするうえ、私の稼いだお金も2人に渡せと要求。私は離婚も視野に入れ、水面下で準備を進めることにしました。

 

義妹が結婚することに

そんなある日、私と夫は義妹から呼び出されました。

 

「私、結婚することになったから! 来週は結納よ!」

 

聞けばお相手は、とある大企業の御曹司なのだとか。どこで知り合ったのかわかりませんが、おめでたいことには違いありません。それに、A子が結婚すれば夫への依存も減るはず。

 

しかし、結納の準備が進む中、高級料亭を会場に選ぶなどA子はわがまま放題。私がそれとなく諭しても、A子は聞く耳を持ちません。

 

「お義姉さん、私がうらやましいんでしょ? 私の婚約者は、お兄ちゃんよりはるかに高給取りだからね~」

 

それ以来、私に対する義妹の態度は明らかに冷たくなりました。

 

「あなたは他人だから…」

そして結納当日になりました。会場の前で落ち合った私に、A子はいつにも増して塩対応。さらに義母まで口をそろえて言ったのです。

 

「あなたは他人だから帰りなさい」

 

「お兄ちゃんもそう思うよね? この人、私のことをイジメるのよ!」

 

すると夫まで「主役がそう言うなら……」と賛同したのです。一瞬耳を疑いましたが、このひと言が離婚を決意する決定打に。追い返された私は、黙ってその場を去り実家へ帰りました。

 

焦って電話してきた義妹

30分後、義妹からの電話が鳴り続けるので出てみると、「彼が、お義姉さんがいないなら結納はしないって!」と慌てています。さらに義母からは、「とにかく戻ってきて! あなたがいないと困るの」と懇願されました。

 

しかし私は、「他人ですから」と拒絶し、宣言します。

 

「この場を借りてお伝えしますが、夫とは離婚するつもりです」

 

「はぁぁ!?」と電話口からは夫の声も聞こえてきましたが、「あなたは私の稼ぎをあてにして、義母と義妹に貢ぎまくっていたわね。私はあなたたちの金づるじゃない」と冷静に伝えました。

 

「ちょっと待て。とにかくこっちに来てくれ! 今から結納をやり直すから。良ければお前のお父さんとお母さんも一緒に!」

 

夫にそう言われ、私は両親を連れて高級料亭に乗り込んだのですが……。なんとそこで、思わぬ事実が分かったのです。

 

婚約者の父親は…

「あれ? 久しぶりだな」

 

「ご無沙汰しています!」

 

なんと、大企業の社長であるA子の婚約者の父は、私の父と旧知の仲だったのです! どうやら2人は大学の先輩・後輩の関係で、何かと父が面倒を見ていたそう。

 

そして婚約者さん一家は、A子の義理の姉が私だと知り、「恩人の娘さんが嫁がれたお宅のお嬢さんなら間違いない」と結婚を決めたというのです。

 

「それなのに、今日の結納にお義姉さんを欠席させたと知って……。しかも、他人扱いをして追い出した。それを聞いて、この結婚は無理だと思ったんです!」と、婚約者さんは怒っている様子。

 

それに対して義妹は「ヤダヤダヤダ! 絶対結婚する。将来はセレブになるのぉ!」と大暴れ。これには婚約者さんも興醒めし、「婚約は破棄でお願いします」と宣言したのでした。

 

その後、私は夫と離婚。そして会社からは、海外支店への転勤を打診されました。これまでは夫がいたため諦めていましたが、実は挑戦してみたかった夢。これからは今まで以上に、人生を楽しみたいと思います!

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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