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「よめない名前ってどうなの?」キラキラネームに対するママたちのリアルな本音を聞くと…?

2025年5月、戸籍法の改正法が施行され「名前のふりがな」が戸籍に登録されることになりました。その背景には、響きや個性を重視するあまり、よめない名前が増え、社会生活に支障が出るケースが目立ってきたことが挙げられます。

一見、制度の整備として合理的に映りますが、注目すべきは、改正後に名前のよみ方として認められるのが、「氏名に用いる文字のよみ方」として一般的に認められているものに限られるという点です。これまで使われていたよみ方が、今後は名前のよみ方として認められなくなる可能性があります。

個性的な名前を考えているパパやママにとっては、名付けの自由が制限される可能性もあり、決して小さな問題ではありません。この法改正は赤ちゃんの名付けにどのくらい影響するのでしょう。

ママを対象に「一般的によめない名前」をどのように考えているのか、アンケートを取りました。

名前(漢字)はよみやすいほうが良い

アンケート

 

個性的な名前が増加傾向にある昨今ですが、「名前のよみやすさ」がどれくらい重要かのアンケートをとったところ、「やや重要」と答えた人が最も多いという結果となりました。「非常に重要」という回答と合わせると、実に92.6%もの人がよみやすさを重視していることがわかります。

 

その理由には、
「人の名前をよみ間違えると申し訳ない」
「手続きの際、わかりにくいとトラブルやミスの元になってしまう」
「初対面の人でもよめる名前はスムーズで良い」

といった声が寄せられました。

 

よみやすさが重要だと考える背景には、一般的ではない読み方による不便さが挙げられます。

 

個性的でよみづらい名前ってアリ?

アンケート結果

 

続けて「よみづらいけれど個性的な名前をどう思うか」を尋ねると、「とても良いと思う」「良いと思う」を合わせた全体の36.51%が、よみづらいけれど個性的な名前に肯定的な意見を持っていることがわかりました。

 

「良いと思う」「とても良いと思う」と回答した人の意見を見ると

「一度聞いたら忘れない」

「親が一生懸命に考えた名前だし、個人の自由だと思う」

「人とかぶりたくない特別感は理解できる」

「よみづらさは時代の流れでもあり、個性でもある」

などが寄せられています。

 

全体の92.6%が「読みやすさが重要」と答えていることを考えると、この結果は意外に感じるかもしれません。よみづらいけれど個性的な名前に対しては、共感や理解を示す人が一定数いるようです。

 

 

戸籍へのフリガナの登録は、社会の利便性を高める一方で、名付けに込められた親の想いや個性とのバランスが問われる制度でもあります。「一般的ではないよみ方による不便さ」と「子どもたちの名前に込められた思い」が、両立できる仕組みづくりが求められていくのではないでしょうか。


■調査概要

調査タイトル:「子どもの名前」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:(1)2025年3月12日(水)~3月19日(水)・(2)5月14日(水)〜5月21日(水)
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方
調査条件:1人以上お子様がいらっしゃる方(1)326人(2)683人

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