無神経な夫に、3歳の息子の言葉が刺さる!
夫はいつも仕事を頑張ってくれて、休みの日には小学6年生の長男、小学3年生の次男、4歳の三男たちとしっかり関わってくれるよき父親です。
しかしあるとき、夫の仕事がさらに忙しくなり、日付が変わって帰ってくることも多くなったときのことです。周りで風邪が流行り始め、わが家も手洗いうがいをして気をつける毎日でした。しかしついに、三男が風邪で熱を出してしまったのです。三男は保育園を休まなければならないため、私もパートへは出られません。
仕事から帰ってきた夫が「三男の調子はどう?」と聞くので「薬飲んだらだいぶ落ち着いたよ。でも私は休んでパート先に迷惑かけちゃった」と話しました。すると夫は「いいじゃん。仕事休めるなんて最高だよ! 俺も風邪で熱出して休もうかな」と嫌みたっぷりに言うのです。たしかに仕事が忙しく、休みたい夫の気持ちもわからなくもないですが、熱が出ている三男のつらい気持ちや私のやるせない気持ちを理解しようとしない夫に、ものすごく腹が立ってしまいました。言い返してやろうと思ったのですが、「ママ……」と三男が起きてきました。冷静になった私は言い返すのをやめて三男を寝かしつけましたが、モヤモヤ、イライラは止まりません。
しかしその後も私は看病に明け暮れ、また朝も早く、夜も遅い夫とこの件についてなかなか話すことができませんでした。そして数日が経ち三男が回復したころ、朝起きてきた夫の様子がおかしく「なんか体がものすごくダルい。熱もありそう……」と言うので、病院の受診をすすめました。その結果、夫も三男と同じく風邪で熱が出たとわかったのです。
すると病院から帰った夫に、元気になった三男が「パパ、ぼくと同じ風邪引けてよかったね! 風邪引きたかったんでしょ?」と言いました。私は心の中でよく言った! とガッツポーズ。夫は笑うしかない様子でした。
それから夫も回復し、あのときのモヤモヤした気持ちを話すと「ごめん。忙しくてついひどいことを言ってしまった」と謝ってくれ、三男にも「お熱、つらかったよね。あのときはごめんね、元気が一番だよね」と言ってくれました。
心無い言葉を言った夫ですが、風邪による熱でつらい思いをしたため猛省していました。忙しいとつい周りへの気づかいができなくなりがちですが、家族だからこそ思いやりの気持ちを大切にしていきたいと思った出来事でした。
著者:谷 ふみ/30代・ライター。中学1年生と小学4年生、5歳の3人の息子を育てるママ。仕事や家事、育児に追われる毎日。子どもたちが寝静まったあと、ひとりでドラマや映画を見るのが楽しみのひとつ。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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